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派生部首の解読 その3 /68 |
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少し間が空いたので、今回は少し軽い内容でウオーミングアップを試みました。特に「尸」の字を中心に解読します。
1.「胃」の解読とその会意文字です。 胃が食べたものを消化するだけでなく消化と吸収までして「体を生む所」と考えた最初の論理的思考(抽象的な因果関係)の鋭さは賞賛に値します。さらには感覚として感じる胃痛や胃液が「刺さる痛み」へと意味展開してゆく過程が捉えられます。 「胃」=「田」+「月」:=生むもの+からだ=>からだを生むところ=>い=>いえき=>のどに刺さるもの=>ささる(痛みの)もの(「田」cf.10、「月」cf.45) 「謂」=「言」+「胃」:=ことば+い=>胃のことば=>好みをいう=>本音をいう(「言」cf.67) 「喟」=「口」+「胃」:=くち+い=>胃から来ることば=>にがい言葉=>なげく(「口」cf.37) 「渭」=「藷ム」+「胃」:=水+い=>いえき=>酸性のみず=>酸性の川=>(黄河に注ぐ)川の名 「蝟」=「虫」+「胃」:=むし+ささるもの=>ささるむし=>はりねずみ(「虫」cf.38) ***** 開始 関連する辞書の解字 ***** 「胃」 解字:会意。意符の肉(からだ)と、「口+※」(田は省略形。いぶくろの象形)とからなる。体の内、食物の集まる所、「い」の意。 「謂」 解字:形声。意符の言(ことば)と、音符の胃(あつめる意=彙)とから成る。言葉をあつめまとめて「いう」意。ひいて、助字に用いる。 「喟」 解字:形声。意符の口(くち)と、音符の胃(長大息の擬声音)とから成る。ため息をつく、なげく意。 「渭」 解字:形声。意符の水(みず)と、音符の胃とから成る。川の名。 「蝟」 解字:形声。意符の虫(むし)と、音符の胃(意=)とから成る。意に用いる。 ***** 終了 関連する辞書の解字 ***** 2.「川」の解読とその会意文字 「川」(サンボンガワ)は「巛」(マガリガワ)に分類されていますが、「く」の複数と考えられる「巛」とは明らかに異なります。改めて象形となっている「川」の字を解読しその会意文字を紹介します。「巛」は後述します。 「廾−一」=「ノ(左はね棒)」+「|」:=たれるもの+男根=>垂れ流す男根=>たれながすもの=>ながれるもの 「川」=「廾−一」+「|(中央)」:=たれながすもの+下=>下へ流れるもの=>川のながれ=>かわ 「順」=「川」+「頁」:=したがうもの+(身持ちの)堅い賢者=>聞き分けの良い賢者=>したがうもの=>したがう(「頁」cf.60) 「訓」=「言」+「川」:=ことば+したがうもの=>ことばに従うもの=>言葉の意味=>よみ/よむ=>おしえるもの=>おしえる(「言」cf.67) 「馴」=「馬」+「川」:=うま+したがうもの=>ひとに従う馬=>なれたうま=>なれる(「馬」cf.33) 「釧」=「金」+「川」:=きんぞく+(手の太さに)したがうもの=>腕に合わせたうでわ=>くしろ 従来の三本の水の流れの象形とは程遠い解釈です。一画一画に意味をこめた漢字の構成を味わうとともに、それらの意味を川の流れのイメージに合わせて構成している漢字の真髄を鑑賞してください。 ***** 開始 関連する辞書の解字 ***** 「川」 解字:象形。左右の線の間を水が貫いて流れている(中央の点、または線)さまにかたどる。両岸の間を穿通して流れる水の意。 「順」 解字:形声。意符の頁(かお)と、音符の川(素直に従う意)とから成る。人が顔色を和らげて従う意。 「訓」 解字:形声。意符の言(ことば)と、音符の川(逆らわずに従う意)とから成る。言葉で従わせる、「おしえる」意。ひいて、「おしえ」の意に用いる。 「馴」 解字:形声。意符の馬(うま)と、音符の川(したがう意)とから成る。馬が人に従う、「なれる」意。 「釧」 解字:形声。意符の金(金属)と、音符の川(めぐらす意)とから成る。腕にはめる金属製の装飾品「くしろ」の意。 ***** 終了 関連する辞書の解字 ***** 3.「雨」の解読とその会意文字 第32回「丁」の展開で「雨」を簡単に解説していましたが部首だったので、今回詳しくその会意文字を中心に紹介します。部首「雨」は象形となっていますが分解できます。まず辞書の解説から確認します。 「雨」 部首解説:これを部首にして、降雨を中心とした気象状況に関する意を表す文字ができている。 解字:象形。天の雲から水滴の降るさまにかたどる。雲から落ちる水滴、あめの意。 以下「雨」の解読とその会意文字を示します。雨の会意文字「電」と「雷」は第9回を参照してください。 「雨」=「丁」+「冂」+「テンテンx2」=働く男+体+ぽたぽた垂れ落ちるもの=>働く男の体からぽたぽた垂れ落ちるもの=>ふきだすあせ=>垂れ落ちる水滴=>あめ=>水蒸気=>自然現象(「丁」cf21、「冂」cf31) 「雩」=「雨」+「万−一+二」:=あめ+二本の曲げた足=>雨で丸めた身体=>雨の時の姿勢=>雨を望む姿勢=>雨乞いの儀式の姿勢=>雨乞いの儀式=>あまごい(「万−一」cf.30) 「震」=「雨」+「辰」:=自然現象+曲げてゆする男達の腰=>ゆする自然現象=>じしん=>ゆれる(「辰」cf.50) 「霜」=「雨」+「相」:=自然現象+女領主の夫=>女領主を支える男のような自然現象=>(土を)持ち上げる自然現象=>霜柱=>しも(「相」cf.59) 「需」=「雨」+「而」:=あめ+堅い男根の男=>雨と堅い男根の男=>絶対必要なもの=>もとめる(「而」cf.54) 「儒」=「イ」+「需」=>男の仕事+絶対必要なもの=>(野生の)男を導く男子=>男を導く仕事=>男の教育者=>男の教育 「儒教」は母系制社会に「女に従順な男のたしなみ」であったと思われます。後に父系制社会になり「専制君主に仕える忠実な武士の教え」へと代わって行ったのでしょう。 「雨」も身体からの噴出す汗がもとの意味でした。「雨」の中の左右の「テンテンx2」は第64回で紹介した二重強調の複合型であることに注意してください。そこで、「冫」とは異なる縦の一組の「縦テンテン」の厳密な意味を取り出しておきます。 「縦テンテン」:=たれ落ちるもの 次々項で解読する「尽」の字の中にこの「縦テンテン」があることに注意してください(「冬」の中にあるのは「冫」で後述します)。 ***** 開始 関連する辞書の解字 ***** 「雩」 解字:形声。意符の雨(あめ)と、音符の「万−一+二」(なげき叫ぶ意)とから成る。天に向かって叫び、雨を求める祭り、「あまごい」の意。 「需」 解字:形声。意符の雨(あめ)と、音符の而(ぬれる意)とから成る。雨にぬれる意。借りて、「まつ」「もとめる」意に用いる。 「震」 解字:形声。意符の雨(かみなり)と、音符の辰(ふるわせる意)とから成る。雷がものをふるわせる意。ひいて、「ふるう」「ふるえる」意に用いる。 「霜」 解字:形声。意符の雨(水蒸気)と、音符の相(凝り固まる意)とから成る。地上の水蒸気の凝り固まったもの、「しも」の意。 ***** 終了 関連する辞書の解字 ***** 4.「尸」の解読の再検討 我々は既に第16回では「尸」の会意文字「尿」「屎」「屈」「届」「尻」から共通な意味「尸:=しり=>かぶさるもの」を取り出し、その構成には触れませんでした。今回は構成の検討と意味の流れが二つあることを確認します。また、「尺」は会意文字が多いので次項で解説します。「局」は第29回を参照して下さい。 「尸」=「口」+「|+ノ」(左跳ね棒):=肛門+垂れ流すもの=>しり=>(後ろに)突き出したもの=>覆うもの=>ひさし=>やね(cf.16少し修正) 「尸」=「口」+「|+ノ」(左跳ね棒):=肛門+垂れ流すもの=>しり=>用を足すところ=>トイレ(今回追加) 「屁」=「尸」+「比」:=しり+男たち=>男たちの尻=>へをする=>へ(訂正、cf.49) 「居」=「尸」+「古」:=しり+ふるい(男)=>(部族に)留まったおとこ=>いつづけるもの=>とどまる(「古」cf.39) 「尼」=「尸」+「ヒ」:=しり+おとこ=>男のしり=>一匹のおとこ=>最下層の男=>最下層のもの=>最下層の女=>あま(「ヒ」cf.49) 「属」=「尸」+「禹」:=しり+交尾の(目撃され)ない骨格のある(立ち上がる体の)生き物のしり=>うさぎのしり=>鳥の腿肉に似たしり=>鳥にぞくするもの=>鳥類=>(鳥に)ぞくする(「禹」cf.38) 「尼」は男の意味「ヒ」がついているので解釈にてこずりました。最下層の男の意味から男の意味が消え、男社会なって最下層の女の意味に受け継がれたようです。 私は母からウサギの肉は旨いのに四足で宗教上の理由で食べられなかったから「一羽、二羽、・・・」と数え鳥とみなして食べた、と聞いた記憶があります。 「展」の参照を書こうと調べたところ、「展−尸」の解説を忘れていましたので、追加します。 「展−尸」=「共−ハ」+「衣−ナ」:=男の人たち+男たち=>男たちの集団=>男だけの集まり(「共−ハ」cf.50、「衣−ナ」cf.63) 「展」=「尸」+「展−尸」:=しり+男だけの集まり=>男達だけのときのしり=>伸ばした尻(腰)=>腰をのばす=>のばす 「屍」=「尸」+「死」:=しり+おとこの死体=>死んだ男のけつの肉=>風化したしり肉=>しかばね(「死」cf.55) 「屠」=「尸」+「者」:=しり+年取ったひと=>年寄りのしり=>殺して肉をとるもの=>肉のために殺す=>ほうる(「者」cf.45) 「屑」=「尸」+「屑−尸」:=しり+小さい肉=>小さなしりの肉=>食用にならない肉=>くず肉=>くず(「消−氵」cf.) 「屚」=「尸」+「雨」:=おおうもの(しり)+あめ=>おおうもの(しり)の生理現象=>もれ出るみず=>もれでる=>もれる(「雨」cf.前項) 「漏」=「氵」+「屚」=みず+もれる=>もれたみず=>もれる 「雨」の「自然現象」の意味は「屚」に至って、「尸(しり)からたれ落ちる雨(自然現象=>生理現象)」と解釈でき、生理現象がすでに自然現象の一部として捉えられているところに注意してください。 ***** 開始 関連する辞書の解字 ***** 「屁」 解字:形声。意符の尸(しり)と、音符の比(腹中のつかえの意)とからなる。しりからもれ出る腹中のつかえ、「へ」の意。 「居」 解字:形声。意符の尸(かたしろ)と、音符の古(うずくまる意)とからなる。人ががたしろのようにずっとうずくまる意。(「古」cf.) 「尼」 解字:形声。意符の尸(しり)と、音符のヒ(ちかづく意)とからなる。人の後ろから近づく意。借りて、とどめる意に用いる。 「屍」 解字:会意形声。意符の尸(死体がだらりとたれている意)と、意符と音符とを兼ねる死(しぬ)とからなる。「しかばね」の意。 「屠」 解字:形声。意符の尸(尾の省略形。しり。陰部)と、音符の者(裂ける、裂傷の意)とからなる。子供を産む時の裂傷の意。 「屑」 解字:形声。意符の尸(しり)と、音符の??(「屑−尸」は誤り伝わった形、ふるう意)とからなる。体を細かく古い動かす意。 「展」 解字:形声。意符の尸(人の横臥している形)と、音符の??(「展−尸」は省略形。屈曲する意)とからなる。背中の曲がった人の意。借りて、「のびる」「のばす」などの意に用いる。 「屚」 解字:会意。意符の尸(屋根)と意符と音符を兼ねる雨(あめ)とからなる。屋根の明り取りの窓から雨水がもれいる意。 「漏」 解字:会意形声。意符の藷ム(みず)と、意符と音符とを兼ねる屚(もれる意)とからなる。雨水がもれる意。ひいて「もる」「もれる」意に用いる。 ***** 終了 関連する辞書の解字 ***** 5.「尺」の解読 今回は「尸」と「尺」と「尽」の関係と、第15回で解読した「弋−丶」と、前々項の「雨」で得た「縦テンテン」の意味を手がかりに意味と構成を更に追求します。 ちなみに辞書では「尺」自身は象形とされ、「尺」の会意文字はその旧字とされる「睪」で置き換えられています。 「弋−丶」:=「十」の変形:=特定の長さに切りだした棒=>用途合わせて切った棒(再掲、少し修正。cf.15) 第15回では「弋−丶」全体を「十」の変形と解釈しましたが、一方「一:=体=>からだの部分=>器官」の意味がありましたから、「くそ=体の一部」と解釈してこの意味を除きますと、「弋−丶」の「逆ぞりのノ」の意味が取り出せます。 「逆そりのノ」:=棒状のくそ=>特定の長さの棒状のもの=>用途に合わせてきった棒 いよいよ「尺」の解読と、さらに前項の「縦テンテン」を追加して「尽」が解読できます。 「尺」=「尸」+「逆そりノ」:=しり+(特定の長さの)棒状のくそ=>しりのくそ=>くそ=>トイレ=>一定間隔にあるもの=>一定間隔=>一定のきざみ 「尺」=「尸」+「逆そりノ」:=しり+(特定の長さの)棒状のくそ=>しりのくそ=>くそ=>どうにもならない不快なもの=>(抵抗できない)最悪のもの 「尽」:=「尺」+「縦テンテン」:=くそ+たれ落ちるもの=>大地に落ちたくそ=>出たくそ=>くそがでつきる=>つきる 以上の全てを矛盾なく統括し会意の展開として「駅」「訳」を加えると、意味の筋が通ってくることが分かります。 「駅」=「馬」+「尺」=>うま+トイレ=>馬の休憩所=>一定区間に設けた休息所=>宿場=>えき(「馬」cf.33,61) 「訳」=「言」+「尺」:=ことば+しりから出るもの=>くそのような言葉=>いいわけの言葉=>わけ(「言」cf.67) 更に「尺」を持つ会意文字を解読しておきます。 「昼」=「尺」+「旦」:=くそ+昇った太陽=>照り付けるくそ太陽=>まひるの太陽=>ひる(「旦」cf.45) 「沢」=「氵」+「尺」:=みず+くそ=>くそだまり=>よどんだみずたまり=>みずたまり/さわ=>湿地帯=>うるおす 「択」=「扌」+「尺」:=て+くそ=>手から取落とす=>取り除く=>取り出す(「扌」cf.12) 「釈」=「釆」+「尺」:=あわ+くそ=>あわのくそ=>だめなあわ=>すてる/のぞく=>放り出す=>解き放つ(「釆」cf.11) 「鈬」=「金」+「尺」:=金属+くそ=>金属のくそ=>だめな金属=>すず ***** 開始 関連する辞書の解字 ***** 「尺」 解字:象形。下部は親指と他の四指を合わせた形、またぐ形をしているのは測る巾、上部はひじの形。指で尺取虫が這うようにして長さを測るさまにかたどる。手を渡して長さを測る意。 「尽」 解字:なし(旧字「盡」の解字) 「訳」 解字:なし(旧字「譯」の解字) 「駅」 解字:なし(旧字「驛」の解字) 「昼」 解字:なし(旧字とされる「晝」の解字) 「沢」 解字:なし(旧字とされる「澤」の解字) 「択」 解字:なし(旧字とされる「擇」の解字) 「釈」 解字:なし(旧字とされる「釋」の解字) 「鈬」 解字:なし(旧字とされる「鐸」の解字) ***** 終了 関連する辞書の解字 ***** 6.「夫」の会意文字 説明の不足している「夫」の展開と、複合型の紹介です。夫に似た「春−日」については、その展開が少ないので「一」、「二」、「三」を解読した第12回を参照してください。 すでに解読の終えた「扶」(cf.13)、「替」(cf.45)、「規」(cf.48)は各々前を参照してください。 「夫」=「二」+「人」:=二番目+おとこ=>二番目の男=>おっと(再掲。cf.13) 「伕」=「イ」+「夫」:=男の仕事+おっと=>夫に仕える男の仕事=>夫を助ける=>たすける 「鈇」=「金」+「夫」:=金属+身近な棒(=二番目の男)=>身近に置く金属のおの=>おの 「失」=「ノ」+「夫」:=特別な+おっと=>(逃げられて、もしくは死に別れで)うしなった夫=>うしなう(再掲) 失って初めて特別な夫と思い返す心理は、逃がした魚は大きいに通じる心理です。 「佚」=「イ」+「失」:=男の仕事+失った夫=>失った男の付け人=>仕事をなくした男=>居場所をなくした男=>世を逃れる/なまける(「イ」cf.54) 「秩」=「禾」+「失」:=あわ+失=>(計画的に消費をしないで)あわを失う=>(生活の)糧を失う=>計画的に消費する=>計画的なこと 「秩」はめずらしく反語へと意味が反転しています。食料の少ない冬を計画的に生き抜く智恵が反語を生んだのかもしれません? 「迭」=「辵」+「失」:=ゆく+うしなう=>行って見失った人=>のこされた足跡=>かわるがわる=>1つおきのもの(「辵」cf.65) 「昳」=「日」+「失」:=女領主+うしなう=>領主をうしなう=>国がかたむく=>かたむく 「昳」の「日」がもし「おひさま」の意味であれば、「日が失われる」意味となり、しっくりしません。 「跌」=「足」+「失」:=あし+うしなう=>歩みをうしなう=>こけそうになる=>つまずく(「足」cf.41) 「鉄」=「金」+「失」:=金属+うしなう=>(錆びて)なくなっていく金属=>てつ 「軼」=「車」+「失」:=くるま+うしなう=>くるまがその進みをうしなう(道路で止まる)=>他のものに追いこされる=>皆が過ぎてゆく=>すぎる(「車」cf.24) ***** 開始 関連する辞書の解字 ***** 「伕」 解字:形声。意符の手(て)と、音符の夫(寄り添って助ける意=輔)とから成る。手を添えて「助ける」意。 「鈇」 解字:形声。意符の金(金属)と、音符の夫(おのの意)とからなる。金属製のおのの意。 「失」 解字:形声。意符の??(=手。て)と、音符の乙(するりと抜ける意)とから成る。手からするりと抜けてなくなる意。ひいて、見えなくなる意に用いる。 「佚 解字:形声。意符の人(ひと)と、音符の失(のがれる意)とからなる。人が世の中から身を隠す意。 「秩」 解字:形声。意符の禾(いね)と、音符の失(順序よく積み上げる意=積)とから成る。稲を順序よくきちんと積み上げる意。ひいて、順序だてる意に用いる。 「迭」 解字:形声。意符の障R(ゆく)と、音符の失(かわるがわるの意)とから成る。かわるがわるあるく意。ひいて、「たがいに」の意に用いる。 「昳」 解字:形声。意符の日(ひ)と、音符の失(かたむく意)とから成る。日が西に傾く意。太陽が正常な位置にない、かたむく意。 「佚」 解字:形声。意符の人(ひと)と、音符の失(のがれる意=逸)とから成る。人が世の中から身を隠す意。 「跌」 解字:形声。意符の足(あし)と、音符の失(つまずく意)とからなる。つまずく意。 「鉄」 解字:なし(旧字「鐵」の解説)。 「軼」 解字:形声。意符の車(くるま)と、音符の失(でる意)とからなる。後ろの車が、前の車より先に出る、「すぎる」意。 ***** 終了 関連する辞書の解字 ***** ![]() |
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