象形文字の秘密
漢字の解読

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漢字解読の対象-その7

 漢字の解読を始める前に、どの辞書の文字を解読の対象にするかを決めましょう。

 甲骨文字は殷 (約西暦前17~11世紀)の時代後期の最古の文字とされています。その形は読み難く形を捉えることは困難です。同じく前に紹介した「説文解字」(AD100年頃,9353字)も特殊な字体で書かれていて我々には難解です。

 「康熙字典」(こうきじてん,1716年,49000余字)は中国の清の時代の康熙帝の勅撰により編纂され、それまでの漢字が集大成されています。
 見出し字は部首の画数順に配列され、各文字の字形と発音と意味を表記し、熟語の説明はなく、現代辞書の正字の規範です。

 専門家によれば、康熙字典の字形にも多少問題があるようですが、解読の対象は康熙字典の字を対象とします。説文解字以降に増えた文字は基本的に除いても良いと思われますが、説文解字はなぜか多くの有ってもよさそうな字が欠けており、この書の範囲に絞るのは問題がありそうです。
 また、不思議なことに色々な字を解読してみて気の付いたことは、康熙字典の字体の方が説文解字の字体よりも字の意味からみて納得できる場合がしばしばありました。

 字形や意味の細かい変形は歴史上の特殊な事情等で左右されるでしょうから、数千年に渡る大局的な「字形と意味」の追求で象形文字を解読できればよいと思います。
 調べた所「角川大字源」(角川書店出版)が忠実に康熙字典の部首や親字を扱う方針であることが分かりましたので、この辞書の字形と意味とを中心に以降の解読を続けようと思います。

 実は私は漢字の中国語発音を知りませんが、漢字の解読はすでに書いたように字形と意味の探求ですから、逆に発音に影響されない利点もあるでしょう?(本心は中国語の発音に詳しい方がこの解読を補正していただけることを望んでいます。)

 実際解読の初期には上記の「角川大字源」だけで「欠」の字が解読できました。疑問が生じたときには古典に返ることで解読が可能だあると思われます。


 最後に確認しておきますが、解読の対象として採用するのは康熙字典の正書法に拠ったものす。現在甲骨文字の字体、金門の字体等多くの異なる字体が発見されています。この解読は個々の字体を超えた解読です。

 極端な話「欠」に関して、「動物(ク)」の意味を持つ文字型が「P」で「ひと(人)」の意味を持つ文字型が「Q]であっても、象形文字「P+Q」が「動物的な人」の意味を構成している、ということを解読します。

 言い換えると、基本的な意味要素の追求と、それらを基に「象形とされる文字が別の意味要素から構成されている」ことの解読です。

テーマ:漢字 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/05/27 09:34】 | 解読の前に | TRACKBACK(0) | COMMENT(4) |
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コメント

 あのブログは、最近、ほったらかしなので、まさかまともなコメントをいただける方が新たにあらわれるとは思っていませんでした。
 面白いとは思いますが、私の知識では評価できるレベルにありません。
 アドレスを入れているサイトで、字源をやっていますが、あくまで、素人の思いつきに過ぎません。
 ブログに書いているように、私は国字の在野研究者に過ぎず、漢字については、素人です。
 上で触れたブログで、象形を扱っているのは、ちょっと冗談交じりの「好」の字のみです。
 ただ、文字を考えるうえで、最低考えておかなければならないことを一つ言っておきます。
 すべての言語は、音義が先にあって、その後文字が作られているということです。
 ですから、はじめに形ありきではないのです。
 上のブログで、字源を考えるにあたり、なるだけ古くから存在する音義(読み・意味)から、どうしてその漢字が考えられたのかという風に考えています。
 そして、その字源解釈で、その漢字から逆に音義の説明ができるかという二段階を踏んでいます。
 ただ、先ほども言いましたように、漢字は素人ですから、これで正しいかどうかは、わかりません。
【2006/05/28 09:48】 URL | jitenfeti #vk7Sntis[ 編集]
jitenfetiさんのコメントとも多少の関わりがあるかもしれないので、こちらにコメントをつけさせていただきます。

まずは私のブログをご訪問いただき、ありがとうございました。

sachio43さんのこのブログでの記事、いくつか読みました。
読んですぐに思ったことは、プロフィールに「漢字を象形文字として研究中」とあり、その立場、お考えで独自の字源を研究されていて、素晴らしいということと、なぜ甲骨文字や金文資料の文字資料を対象にされないのか、ということです。

より正しく字源を研究するためには、やはり難しいあるいは問題があると言われる甲骨文字・金文をも対象にしなければならないと私は思います。せっかくのご研究も、その前提から不確かな精度のものになってしまうのではと危惧いたした次第です。

大変失礼ながら、感想を述べさせて頂きました。当たらない点、失礼な点も多々あるかと思いますが、ご寛容いただけましたら幸いです。
【2006/11/14 14:08】 URL | 古中 #FvLIUmYM[ 編集]
古中さんへ
貴重なご意見ありがとうございました。

 私は、3万年に渡る漢字の字体の変化を比較検討することは、漢字の解読とは関係なく別のテーマではないかと考えております。 

 康煕字典は一つの漢字の母集合を与えており、この字集合で解読を始めても、甲骨文字集合だけ、もしくは金文集合だけで解読しても、「又、中、母、日、門」などの文字のでき方を追求すれば、字体は違っても同じ結果が得られるのではないかと考えております。

 幸い康煕字典は一つに集大成をなす漢字の母集合であり、この字集合の中の比較的初期にできたと思われる画数の少ない字で、現在象形とされ由来の明確でない文字と、現在「形成」と説明されているが「会意」で説明できるのではないかと思われる字を特に解読の対象としております。
【2006/11/20 22:02】 URL | sachio43 #-[ 編集]
はじめまして、とても楽しく拝見させていただいております。
>
漢字の解読はすでに書いたように字形と意味の探求ですから、逆に発音に影響されない利点もあるでしょう?(本心は中国語の発音に詳しい方がこの解読を補正していただけることを望んでいます。)
と、ありましたが 、やはり漢字を研究する際に”音”ということ無しに研究することは難しい点があると思います。出来ることなら形・音・義の三視点からの研究が望ましいと思われます。
『説文』で会意とされる文字ですら実は形声であったり、その逆もあったりと・・・。またどなたかがおっしゃっておりましたが甲骨金文に帰すことも重要かと思われます。
【2007/01/22 22:08】 URL | lingualingual #CY9Ch59Q[ 編集]

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内容の紹介

 このブログは漢字の解読を紹介します。従来、部首はほとんど象形とされていますが、部首である「用」「角」「車」「里」「鬼」「竜」「魚」「黄」は部首「田」を含んでいます。  「田」を含む部首を「田」から派生した文字と説明しようとする探検です。

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定年後に漢字の解読を研究中
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