象形文字の秘密
漢字の解読

トップ > スポンサー広告解読の前に > 部首「欠」の解読-その6

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告

部首「欠」の解読-その6

 前回の解答です。「」を象形とは考えず、部首「ク」と「人」の合成と仮定すると「欠」の2の意味「かける」は簡単です。
「ク」+「人」=>動物的な人 =>理性に欠ける人 =>理性に欠けること =>欠けていること =>かける
と意味が通じます! 
 辞書はこの意味の筋を隠すように、ちょうど手品師が右手で種を仕込む時は逆の左手を大きく振り回すように、逆に難しい漢字の省略された俗字として「かける」の意味を導いています。 

 1の意味「あくび」はどうでしょうか? ちょっと難解です。
 「欠」が付き「口」に関係がありそうな字を集めてみます。
「飲(のむ)」「吹(ふく)」「歌(うたう)」「欧(はく)」「歓(よろこぶ)」「欣(よろこぶ)」
以上確かに口を開ける意味がありそうです。
 
「ク」+「人」=>動物的な人 =>? =>口を開けること =>あくび
を解くことが必要です。

 次のように解読できます。
「ク」+「人」=>動物的な人 =>すぐ牙をむき敵意を示す人 =>開けた口をアクビでごまかす人 =>口を開けること =>あくび

 動物的だった人間が身を守ろうと反射的に牙をむいたその口をアクビで取り繕うまでには、動物から人間への精神的な発達が示されており、何万年かの歳月を必要としたと思われます。
 (余談ですが、現在の会釈に伴う軽い微笑みもひょっとしてアクビと同じく敵意の牙を取り繕う名残かもしれません?)

 象形の部首と伝えられている「欠」が純粋な象形ではなく、二つの原始部首「ク」と「人」の会意文字(二つの以上の意味を持つ部首の合成)と解釈するほうが納得ができるのです。そして二つの部首を組合せる時に、記憶し易いように「口を開けた人の形に合成した」と考えられます。

 歴史的には始め「口を開けること」であったのが、時代が経っても何時までも牙をむく野蛮な人を表すのに、合成そのままの意味すなわち「動物的な人」=>「理性がない人」=>「理性にかける人」=>「理性にかけること]=>「かけること」=>「かける」という抽象的な意味へと徐々に変化した考えられます。

 部首が純粋な象形でなく、原始部首の要素からできていると仮定したのですが、その結果素直に解釈できることから、この仮定が正しと考えましょう。どうやら本解読その1から示してきた部首に関する疑問が解けそうです。

 次回からはいよいよ原始部首を掘り出し、その各々の意味を検討する解読の旅となります。

テーマ:漢字 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/05/24 00:36】 | 解読の前に | TRACKBACK(0) | COMMENT(1) |
<< 「ク」の探求-その5 | home | 漢字解読の対象-その7 >>

コメント

私もクってなんだろうって悩んでました。
でもこちらで欠にあくびって意味があるを知って閃いたことがあるので、すんごい年数が経ってますがコメントさせていただきますね^ ^

アクビは酸素を取り込もうとして出るらしいんです。
そう考えるとクが口で人が息に見えます。どうでしょうか。
【2014/12/13 14:15】 URL | みけ #-[ 編集]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

 

目次

イベント

最近の記事

最近のコメント

内容の紹介

 このブログは漢字の解読を紹介します。従来、部首はほとんど象形とされていますが、部首である「用」「角」「車」「里」「鬼」「竜」「魚」「黄」は部首「田」を含んでいます。  「田」を含む部首を「田」から派生した文字と説明しようとする探検です。

リンク

kanken.gif



samoa.gif

プロフィール

sachio43

Author:sachio43
定年後に漢字の解読を研究中
Dad.gif

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。