象形文字の秘密
漢字の解読

トップ > スポンサー広告漢字解読3 > 「Y」の追求13 /61

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告

「Y」の追求13 /61

「人」の解読(その8)

今回は前回紹介した「八(下部)」の展開と、強調指示(ハ)です。


1.「灬」(れっか)の解読と展開

 従来「灬」は「火」の変形とされています。単独の部首としては扱われていません。「火」の部首説明の中の「灬」の説明部分を抜き出します。

「灬」 解説:火が脚になると「灬」の形になることが多く、「れっか」「れんが」といい、また俗に「よってん」ともいう。


 部首「魚」「馬」「鳥」「烏」はすべて象形とされ、「灬」の説明はどこにも出てきません。原始生活で火を獲得する以前から関係の深いこれらの生き物を表すのに、「灬」を火の意味と仮定して「煮て食うもの」という煩雑な意味を組み込んで文字を作ったとは考えられません。 部首でない「熊」や「燕」(後述)なども辞書の解字は意味不明であり、僅かに「火」と関係があると考えられる「」も象形とされています。

 「灬」は生き物に付いた字が多いので、動物の属性と考えられます。前回文字の下に付く「八」は直感的に「男の足(象形)」と考えて成功したので、「灬」は更にその印象と意味を推し進め、「たくさんの足=>子供達」と推理して解読し、色々な文字で検証します。

」=「八(下部)」+「八(下部)」:=男の足+男の足=>男達の足=>たくさんの足=>子供達

」=「ク」+「田」+「灬」:=動物+生むもの+子供達=>たくさんの子供を生む動物=>さかな(「ク」cf.5、「田」cf.8)

」=「ノ」+「日」:=特別な+太陽=>太陽の特徴(属性)=>天空/輝く/透明/しろ=>神事に関するもの(再掲。cf.45)
」=「白」+「一」+「弓-コ」+「灬」:=天のもの+体+曲がった足(曲がったもの)+子供達=>天空で子供達つれた曲がった足の体=>とり(「白」cf.45、「弓-コ」cf.27~30)
」=「山」+「鳥」:=やま+とり=>鳥の住み着く山=>しま(「山」cf.33)

 「嶋」には「山冠に鳥」の変形があります。普通に使用する「島」は「灬=子供達」の省略であり、許容できる意味の範囲です。

勹+屮」=曲がったもの+尻尾:=曲がった尻尾(「屮」cf35)
」=「勹+屮」+「勹+屮」+「鳥」:=曲がったもの(複数)+とり=>尻尾の曲がった鳥たち=>ひなどりたち=>ひな

白-一」=「ノ」+「口」:=特別なひと=>とくべつなもの
」=「白-一」+「一」+「弓-コ」+「灬」:=特別なもの+体+曲がったもの+子供達=>特別に(黒くて)子供達つれた曲がった足の体=>からす

 「烏」も辞書では象形となっています。「烏は色が黒くてどこに目があるか分からないので、鳥の字の目の一画を除いた。」という物語を読んだことがありますが、「黒+鳥」で表すには鳥の中の「白」の意に反するので、その部分を置き換えています。


」=「冊(横型)」+(融合)+「句-口」+「灬」:=手を使って移動する動物+曲がった足+子供達=>子供達をつれて曲がった足で手を使って移動するもの=>うま(「冊の横型」cf.33)

 「駅」は「尺」の字から解読しておきます。

」=「尸」+「右はね棒」:=尻+垂れ落ちるもの=>しりから垂れ落ちるもの=>糞=>糞をする所=>一定間隔にあるもの/トイレ=>一定の距離=>しゃく(「右はね棒」cf.15,「尸」cf.16)
」=「馬」+「トイレ」:=(伝令)馬のトイレ=>馬の中継所=>えき

」=「馬」+「主」:=うま+かくれるもの=>かくした馬=>馬を隠す所=>馬置き場=>とどめる(「主」cf.51)
」=「馬」+「奇」:=うま+めずらしもの=>めずらし馬=>人を乗せる馬=>うまにのる=>またがる=>のる(「奇」cf.48)
がる」意。
」=「罒」+「馬」:=のろう+うま=>のろわれた馬=>あばれまくるもの=>いかりたける(「罒」cf.48)

」=「能」+「灬」:=賢いもの+子供達=>賢い子供達=>くま(「能」cf.49)

 昔サーカスで、熊の子がチンパンジーのように自転車に乗るのをみた記憶があります。

」=「广」+「廿」+「灬」:=いえ+乳房+子供達=>家で乳房に群がる子供達=>わいわいする子供達=>うるさい子供達=>がきども=>もろもろのもの(「廿」cf.35)
」=「辵」+「庶」:=あし+うるさい子供たち=>動き回るがきども=>さえぎる


 「然」を解読するために、「炙-火」から解読しておきます。

」=「日」+「||」:=おんな+両足=>立った女=>独立した女=>女のひと=>女体=>月経のあるもの=>毎月のもの=>毎月満ち欠けするもの=>つき(再掲、cf.45)
炙-火」=「月(斜め)」=>横にした体=>寝た体=>ねる
然-灬」=「月(斜め)」+「犬」:=横にした体+犬=>横になった犬
」=「然-灬」+「灬」:=横になった犬+子供たち=>寝そべった犬にしゃぶりつく子犬達=>あるがままの姿=>自然な姿=>本来の姿=>本来のもの=>しかり


」=「歹」+「刂」+「灬」:=死体+刀+子供達=>切り殺されたものの子供達=>気性の激しい子供達=>はげしい(「歹」cf.55)

」=「者」+「灬」:=老人+子供達=>にて食べるもの=>(食あたりを避けて)にて食う=>にる(「者」cf.45)

先-ノ」=「土」+「儿」:=男のひと+垂れ流す子供=>男子(「土」cf.20、「儿」cf.19)
」=「先-ノ」+「土」+「丸」+「灬」:=男子+男の人+丸くなる+子供達=>(女を除く)丸くなった男や子供達=>ざわつき気ぜわしい集団=>あつい集団=>あつい(「丸」cf.18)

」=「亨-了」+「子」+「丸」+「灬」:=前を隠す+子供+丸くなる+子供達=>股間を隠す子供と丸く(女性的に)なってきた子供達=>成熟してきた女たち=>せいじゅくする=>じゅくす(「亨-了」cf.51)


」=「罒」+「土」+「灬」:=のろう+ひと+子供達=>のろう人の子供達=>身を隠す子供達=>黒衣で身を包むもの=>くろいもの=>くろ
」(点)=「」+「占」:=身を隠す子供+占い師=>占い師の黒衣で身を隠す子供達=>ばらばらに住むもの(襲われてもいっぺんに皆が被害を受けず、他が生き残る)=>てんざいするもの=>てん

「点」は康熙辞典には載っておらず、角川大字源で「點」の省略形の俗字となっていますが、解読してみると意味の納得できる省略形です。

」=「占」+「灬」:=占い師の子供達=>黒衣で身を隠し散在するもの=>てん


***** 開始 関連する辞書の解字 *****

「魚」 部首解説:これを部首にして、魚類・水中動物の名称・状態・製品などに関する文字ができている。
解字:象形。うおの形にかたどる。「うお」の意。

「鳥」 部首解説:これを部首にして、とりの種類・名称などを表す文字ができている。
    解字:とりの形にかたどる。翼で飛ぶもの、とりの意。隹(ふるとり)と関係が深い。
「嶋」 解字:島の解説。島は形声。「島」は意符の山(やま)と、音符の鳥(「鳥-灬」は省略形。おおなみの意=涛)大波の間に浮かぶ山、「しま」の意。
「鶵」 解字:雛の解説。雛は形声。意符の隹(とり)と、音符の芻(生まれたばかりの意)とから成る。生まれたばかりの鳥、「ひな」の意。
「烏」 解字:象形。からすの形にかたどる。悲しげな声で集ってなく鳥、「烏」の意。

「馬」 部首解説:これを部首にして、うまの名称・種類・状態・働きなどに関する文字ができている。
    解字:象形。うまの形にかたどる。たてがみのある「うま」の意。
「駐」 解字:形声。意符の馬(うま)と、音符の主(とどまる意=住)とから成る。馬が「とどまる」意。
「騎」 解字:形声。意符の馬(うま)と、音符の奇(またがる意=跨)とから成る。馬の背にのる、「また「罵」 解字:形声。意符の网(あみ)と、音符の馬(いかりたける意)とから成る。起こって多くの言葉を浴びせる、「ののしる」意。

「熊」 解字:形声。意符の火(ひ)と、音符の能(盛んに上がる意=融)とから成る。火の光が盛んに輝く意。借りて、「くま」の意に用いる。

「庶」 解字:形声。意符の火(ひ)と、音符の「庶-灬」(席の省略形、しく意=藉、または、わたす意=度)とから成る。火の上に物を置く、または火の上に渡す意、借りて「もろもろ」「こいねがう」などの意に用いる。
「遮」 解字:形声。意符の辵(みち)と、音符の庶(はばむ意=阻)とから成る。物を置いて道をはばむ意。

「然」 解字:形声。意符の火(ひ)と、音符の「然-灬」(ほのおの意=炎)とから成る。火が燃え上がる意、借りて、助字に用いる。

「烈」 解字:形声。意符の火(ひ)と、音符の列(激しくさける意=裂)とから成る。火が激しく燃えて破裂する意。ひいて、「はげしい」意に用いる。(「列」cf.)

「煮」 解字:形声。意符の火(ひ)と、音符の者(おもむろの意=徐)とから成る。汁をとろ火でゆっくりにつめる意。ひいて、「にる」意に用いる。

「熱」 解字:形声。意符の火(ひ)と、音符の??(「熱-灬」は誤り変わった形。やく意。)とから成る。火でものを焼く意。ひいて、「あつい」意に用いる。

「熟」 解字:会意形声。意符の火(ひ)と、意符と音符を兼ねる「熟-灬」(やわらかくする意)とから成る。火にかけて煮て柔らかくする意。ひいて、果実などが食べごろになる、「うれる」意。

「」 部首解説:これを部首にして、くろい色・状態に関する意を表す文字ができている。
解字:象形。意符の()と、音符の(意=)とから成る。意に用いる。


***** 終了 関連する辞書の解字 *****



2.二重指示(その1)「火」

 これまでに「人」の字は最初「Yの逆転」と捉え(第54回)ましたが、次に分解する意味を考えましたので、逆に合成した意味として捉えなおしてみます。そして「火」意味を考えて見ましょう。

」(象形):=股間に下がる男根=>おとこ(再掲cf.49)
」=Yの上下逆転:=男根を立てた男=>普通の男=>おとこ=>ひと(再掲cf.54)

」:=男根=>棒 
个-|」=「人」-「|」:=おとこ-男根=>おとこの体/オスの体=>男の股間(おとこの足)=>身を起こした男=>立ち上がる男=>仕事をする男/仕事=>素晴らしい男(再掲cf.59)

」=「|」+「个-|」=男根+素晴らし男=>男根を立てた素晴らしい男=>男根を立てた男=>男=>ひと
」=「人」+「ハ」:=男根を立てた男+二重指示=>立てた男根そのもの=>熱くほてるもの=>熱いもの=>ひ

 現在まで漢字の指示、例えば「刃」の点は「かたなのは」を指す「指示」と教えられましたが、「火」の字はまさに「立てた男根」を両側から「ここだ」と指し示しています。外の世界の火の象形から「火」の字ができたのではなく、体の熱い所を示す字が、外界の熱い火に転化されています。この思考は先の「月」や「石」の解読からも納得できます。
参考:「石」=「石-口」+「口」:=かたい男根+ひと=>硬い男根の人(硬い考えの人)=>たいもの=>いし


同-一」=「口」+「冂」:=女+体=>女の体=>女(「同-一」cf.40)
」=「火」+「同-一」:=ひ+女の体=>火を持つ女=>あきらか

 「炯」は火を始めて手にした女を示す記念すべき誇らかな文字です。ただ、設文解字での意味は「ひかり」となっています。

」=「火」+「丁」:=ひ+仕事をする男=>火を扱う男=>火をともす=>ともす(「丁」cf.21)
」=「厂」+「火」:=曲がったもの+火=>火で曲がったもの=>もえたもの=>はい(「厂」cf.23)
」=「火」+「欠」:=ひ+口をあけた男=>火を吹いてたきつける男=>飯をたく男=>たきつける=>たく(「欠」cf.5)

」=「火」+「火}=>燃えているひ=>ほのお=>ふきだすもの
」=「言」+「炎」=>ことば+ふきだすもの=>ふきだすことば=>かたる


」=「月(斜め)」+「火}=>横にした体+火=>横にした体を(下から)火であぶる=>あぶる

「燃」は前項を参照してください。「滅」を解読するために、「戌」の解読から始めます。
 「戍」(=「人」+「戈」)と「戌」とは異なりますので注意してください。

烕-火」=「气-乙」+「戈」:=若い男+武器=>武器を持つ男子=>男子の武器(「气-乙」cf.34)
」=「烕-火」+「火」:=武器を持つ男子+ひ=>火の武器を使う男=>征伐されるべき男=>ほろぼされるもの=>ほろぶ
」=「烕-火」+「火」:=男子の武器+ひ=>男子の火の武器=>火の武器=>威力のある武器=>あっとうするもの
」=「氵」+「滅-氵」:=みず+火の武器=>火の武器に対する水=>威力を滅するもの=>めっする

 「威」の字は「圧倒するもの」と「ほろぶ」の二つの意味の流れがあります。「ほろぶ」意味は威力ある武器は男に持たせたくないというのが元で、現代風には原子力兵器は小国には持たせたくない、という心理と同じです。


***** 開始 関連する辞書の解字 *****

「火」 部首解説:これを部首にして火の光り、また、熱の性質・状態を表す文字ができている。
    解字:象形。燃え上がる炎の形にかたどる。光輝く炎、「ひ」の意。
「炯」 解字:形声。意符の火(ひ)と、音符の「同-一」(あきらかの意)とから成る。明るい火、光の意。ひいて、「あきらか」の意に用いる。
「炊」 解字:会意形声。意符の火(ひ)と、意符と音符を兼ねる欠(吹の省略形。口から息を急にだす意)「灯」 解字:形声。意符の火(ひ)と、音符の丁(たかつきの意=)とから成る。燭台の上の火の意。転じて激しい火の意味に用いる。
「灰」 解字:形声。意符の火(ひ)と、音符の又(厂は変わった形。消え尽きる意)とから成る。火が消えて尽きたもの。
とから成る。火に向かって息をだして吹く、ひいて、飯をたく、「かしぐ」意に用いる。
「炙」 解字:形声。意符の火(ひ)と、音符の「炙-火」(肉)とから成る。肉をあぶる焼く意。

「炎」 解字:象形。ほのおのが高く燃え上がる意。ひいて、「ほのおの」意に用いる。一説に会意で、火を二つ重ねたものという。
「談」 解字:形声。意符の言(ことば)と、音符の炎(やすらかの意)とから成る。平静に者をいう、「かたる」意。

「威」 解字:形声。意符の火(と)と、音符の伐(意=)とから成る。火の光がなくなって消える意。ひいて、「ほろぼす」「ほろびる」意に用いる。
「滅」 解字:会意形声。意符の水(みず)と、意符と音符を兼ねる烕(消えて尽きる意)とから成る。水が尽きてなくなる意。ひいて、「ほろびる」意に用いる。

***** 終了 関連する辞書の解字 *****



3.二重指示(その2)「示」

」=「一」+「男根」:=からだ+男根=>男根を下げた体=>働く男=>男(「丁」cf.21)
示-八」=「丁」+「一」:=男根を下げた体+体の部分=>下げた男根
」=「示-八」+「八」:=下げた男根+(両側強調指示)=>まさにあの男根=>情欲を示す所=>示すもの=>しめす=>神への提示=>神からの啓示=>神事

 「示」は後代に「礻」となっていますが、「礻」は解読できません。これは書き方による変形ではないかと考えられます。

」=「木」+「木」+「示」:=夫+夫+しめす=>夫達に示す=>してはいけないことを示す=>きんじる(「木」cf.59)
」=「大」+「示」:=大きな男根(=>おおきい)+しめす=>大きな男根を示す=>ぞくぞくする(本能的)感激=>どうしようもない/どうしよう=>いかにせん=>いかん

」=「示」+「巳」:=示す+成人した女=>女の成人式=>神前にて感謝を捧げる=>神に感謝する=>神をまつる=>まつる(「巳」cf.38)
」=「示」+「兄」:=神事+跡取りの女=>跡取り(長女)の誕生祝=>いわう(「兄」cf.40)
」=「示」+「土」:=神事+(男の)ひと=>男の誕生祝い(男の守神を祭る所)=>土地神への祈り=>土地神を祭る所=>やしろ(「土」cf.19)
」=「示」+「氐」:=神事+身分を落とす(平民となる)男=>貴族の男の守神を祭る=>つつしみうやまう=>つつしむ(「氐」cf.50)
」=「示」+「斤」:=神事+反抗する=>(現実に)反抗する神頼み=>いのり(「斤」cf.22)
」=「出」+「示」:=あらわれる+神事=>神の示す災い=>たたり(「出」「」cf.33)
」=「示」+「去」:=神事+さる=>災いを除く神事=>お払いをする(つき物を除く)=>はらいきよめる=>はらう(「去」cf.19)

 神事に関する字はすべて「示」で統一されていることから、無事に成長したことに対する感謝、未来への加護、現実に反する祈願等の宗教的文化が文字の成立以前に形成されおり、文字創造の文化の発達で一度にまとめて作字されたと考えられます。


「(神)」(cf.8)、「(礼)」(cf.19)、「(福)」(cf.41)、「祐」(cf.42)は各々前の回を参照してください。



***** 開始 関連する辞書の解字 *****

「示」 解字:象形。神に献ずるいけにえを置く台の形にかたどる。台の上にいけにえを置いて神に献ずる意。祭のときに台上のかたしろが人々の見えるところとなったことから、ひいて、「しめす」の意に用いる。

「禁」 解字:形声。意符の示()と、音符の林(ひきとめる意)とから成る。神が引き止める行為に意。ひいて、「とどめる」意に用いる。
「奈」 解字:形声。意符の木(大は誤り変わった形。き)と、音符の示(おおきい意=大)とから成る。果実が他に比べて大きいあかなし(りんごの一種)の意。他にざくろ、りんごなどの説がある。借りて、疑問の助詞に用いる。
「祀」 解字:形声。意符の示(かみ)と、音符の巳(とどめる意)とから成る。神霊を神位にとどめる、「まつる」意。
「祝」 解字:形声。意符の示(かみ)と、音符の兄(いのる意)とから成る。神に向かって祈る、また、神と人間との仲介者の意、ひいて、「いわう」意に用いる。
「社」 解字:形声。意符の示(かみ)と、音符の土(たがやす意)とから成る。耕作の神、土地の神の意。ひいて、「やしろ」の意に用いる。
「祗」 解字:形声。意符の示(かみ)と、音符の氐(つつしむ意)とから成る。神に対して謹み敬う意。に用いる。
「祈」 解字:形声。意符の示(かみ)と、音符の斤(もとめる意)とから成る。神に幸いを願い求める、「いのる」意。
「祟」 解字:形声。意符の示(かみ)と、音符の出(せめる意)とから成る。神の下す災い、「たたり」の意。
「祛」 解字:形声。意符の示(かみ)と、音符の去(はらいのぞく意)とから成る。神の下す災いをはり除く意。

***** 終了 関連する辞書の解字 *****



4.二重指示(その3)「赤」

井-二」=「左はね縦棒」+「|」:=垂れながす(=>垂れ下がる)+男根=>垂流す男根=>垂流す男(「左はね棒」cf.22)
赤-ハ」=「土」+「井-二」:=ひと+垂流す男=>垂流す男の人=>垂流す男
」=「赤-ハ」+「ハ」:=垂流す男+二重指示=>垂流す男の垂れ流す所=>垂流す男根そのもの=>あかい所=>あかい=>あか

 辞書で「赤」部首ですが、二つの部首「大」と「火」との会意であると解説されています。

***** 開始 関連する辞書の解字 *****

「赤」 解字:会意。意符の大(おおきい)と、意符の火(ひ)とから成る。火が大いに燃えてる意。ひいて、「あかい」意に用いる。

***** 終了 関連する辞書の解字 *****




5.二重指示(その4)「亦」

亦-ハ」=「亠」+「井-二」:=かくす+垂れ流す男=>股間を隠した垂流す男=>隠した男の股間=>前を隠す(「亠」cf.51)
」=「亦―ハ」+「ハ」:=隠した男の股間+二重指示=>あの隠された垂れ流す所(隠した男の股間)=>焦点を隠したもの=>盛り上がった所=>ふっくらとしたもの

 辞書では「亦」の「亦-ハ」は大の変形としながらも指示と説明しています。「火」(象形)「示」(象形)「赤」(火+大)では指示の説明がまったくありません。

」=「亦」+「心」:=隠した股間+こころ=>(男の)股間を慕う=>男を求める=>男をしたう=>こいする

」=「亦」+「虫」:=隠した股間+虫=>股間に虫をわかすもの=>未開の異民族=>えびす(「虫」cf.38)
」=「足」+「亦」:=(女の)足+ふっくらとしたもの=>足首の下=>足型=>あしあと(「足」cf.41)
」=「亦」+「あるく」:=あるいた(土の上の)足型=>あしあと
」=「亦」+「巾」:=ふっくらとしたもの+きれ=>包むきれ=>とばり=>ひらはり(「巾」cf.34)
」=「亦」+「廾」:=股間を隠すもの+垂流すもの=>パンツをはく男子=>こま=>駒を使うゲーム=>碁(「廾」cf.36,48)
」=「亦」+「大」:=ふっくらと張り出すもの+大きな男根=>股間の大きい盛り上がり=>うつくしい(「大」cf.13)


「湾」を解読しようとして、「弓」の解読を忘れていたことを思い出しました。「弓」の解読から始めます。

」=「コ」+「弓-コ」:=はいはいするもの+曲がったもの=>這い這いするものの曲がった足=>曲がて動くもの=>弓(「コ」cf.31,「弓-コ」cf.30))
」=「亦」+「弓」:=ふっくらとしたもの+ゆみ=>引いた弓=>(弓を)ひく/まがる(意味は「彎」を引用。
」=「氵」+「弯」:=みず+引いた弓=>水辺の弓の弧=>緩やかなカーブの水辺=>わん

 「弓」は「はいはいする子の曲がった足」の意味を実際の弓の形に合わせて構成した象形文字傑作のひとつです。


***** 終了 関連する辞書の解字 *****

「亦」 解字:指示。??(=大。人の正立した形。「亦-ハ」は変形) ひじの下に二つの点をつけて、ひじの意を示す。体の両側のひじに挟まれた部分、つまり、脇の意。借りて、助字の「また」に用いる。

「恋」 解字:戀の解説。常用漢字は俗字による。
「蛮」 解字:蠻の解字。常用漢字は省略形の俗字による。
「跡」 解字:形声。意符の足(あし)と、音符の亦(意=)とから成る。意に用いる。
「迹」 解字:なし。跡の本字。
「帟」 解字:形声。意符の巾(ぬの)と、音符の亦(おおうもの意=)とから成る。覆う布、「とばり」の意。
「弈」 解字:形声。意符の廾(りょうて)と、音符の亦(博奕のこまの意)とから成る。手でこまをもって遊ぶ、囲碁をする意。
「奕」 解字:形声。意符の大(おおきい)と、音符の亦(赤くかがやく意)とから成る。おおいに、あかくかがやく、うつくしい意。

「弓」 解字:象形。弓の形にかたどる「ゆみ」の意。
「弯」 解字:彎の解字。
「湾」 解字。「灣」の解説。

***** 終了 関連する辞書の解字 *****

61rekka4.gif

テーマ:漢字 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2007/10/23 10:49】 | 漢字解読3 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
<< 「Y」の追求12 /60 | home | ブログ改装中 >>

コメント

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

 

目次

イベント

最近の記事

最近のコメント

内容の紹介

 このブログは漢字の解読を紹介します。従来、部首はほとんど象形とされていますが、部首である「用」「角」「車」「里」「鬼」「竜」「魚」「黄」は部首「田」を含んでいます。  「田」を含む部首を「田」から派生した文字と説明しようとする探検です。

リンク

kanken.gif



samoa.gif

プロフィール

sachio43

Author:sachio43
定年後に漢字の解読を研究中
Dad.gif

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。