象形文字の秘密
漢字の解読

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日本語の助詞「は」と「が」について

  日本語の助詞「は」と「が」について


 今回は番外編です。日本語の格助詞「は」と「が」の使い分けにちょっと興味を持ち、調べてみたらその解説の複雑なことにげんなりし、独断で整理しました。

 直感的に浮かんだ簡単な助詞「は」と「が」の区別を紹介します。詳細な検討は専門の方にお願いします。


1.基本の使い方

「は」は自動詞を導く助詞 ==> [主語] は [自動詞]。
「が」は他動詞を導く助詞 ==> [主語] が [他動詞]。

例: 私は(どこどこに)   座る。     私は(何々を)    渡る。
   私が(どこどこに何々を)据える。   私が(誰々に何々を)渡す。



1.2.逆の使い方は強意と考えます。

「が」が自動詞を導くときは強意 ==> [主語] が [自動詞]。
「は」が他動詞を導くときは強意 ==> [主語] は [他動詞]。


例: 私が(どこどこに)   座る。     私が(何々を)    聞く。
   私は(どこどこに何々を)据える。   私は(誰々に何々を)聞かす。


2.叙述的「は」の用法

 「は」は状態や主格補語を導く(英語のBE動詞的用法)。
 「が」はこの用法に対しても「は」に置き換わり強意となる。


例1: 花は咲く。           ==> 自動詞を導く
    花が咲く。           ==> 強意

    私は太郎だ。         ==> 主格補語を導く
    私が太郎だ。         ==> 主格補語の強意
    太郎は私だ。         ==> 倒置の強意
    太郎が私だ。         ==> 倒置の強意の強意     



例2: 象は 生き物 です。     ==> 主格補語を導く
    象が 生き物 です。      ==> 主格補語の強意
    象の鼻は 長い。        ==> 状態を導く
    象の鼻が 長い。        ==> 状態の強意

    象は 鼻が長い生き物 です。  ==> 複文
    象が 鼻は長い生き物 です。  ==> 主文の強意

     象は 鼻が長いもの です。    ==> 従文の名詞句化
    象は 鼻が長いもの。      ==> 体言止め
    象は 鼻が長い。        ==> 慣用的省略

 この例の従の「が」は「の」(体言の修飾 例:「我が家」「君が代」「千駄ヶ谷」の「ガ」)と同じで、強意ではないと説明することもできます?

 重文の場合、主従文のどちらかの主語が強意となるのが一般的で次の文は少し違和感があります。

    象は 鼻は長い動物 です。   ==> 主従文の叙述
    象が 鼻が長い動物 です。   ==> 主従文の強意


例3: あるところに御爺さんと御婆さんがおりました。==>  叙述の「は」の強意
    御婆さんは川へ洗濯に行きました。      ==>  自動詞を導く

   
例3: 僕は ウナギを 選びます。   ==> 自動詞を導く
     僕が ウナギを 選びます。   ==> 強意
    僕は ウナギを。        ==> 一般的省略
    僕が ウナギを。        ==> 一般的省略の強意
    僕は ウナギ。         ==> 体言止め(慣用的省略)
    僕が ウナギ。         ==> 体言止めの強意



 日本語の文型で「V」の省略された格助詞「は」は副助詞(前提の提示等)と考えられるようになったのではないか?

例文: 私は上の主張を直すことを認めるのは悲しいと思うのです。
    私は《私は[私は{私が(私が-上の主張を-直すこと) を認めるのは}悲しい]と思うの》です。

 日本語の S+O+V の文型で「O」が(S’+O’+V’)となる(入れ子型の)複文では重なる部分等が省略される。
 特に叙述の「は」が複文の主文の主語の時、対応する主文末の〈~です。~である。〉等が省略される。


 以上、日本語本語は文末に助動詞等が続のに対し、英語は S+V+O の文型であり「O」が(S’+O’+V’)となる複文では、重なる「S’」が省略され、最初の主語の直後に助動詞等が続く。


  ネットで探すと格助詞「が」他動詞を導くのは自然であるという内容だけ見つけることはできました。
 しかし助詞「は」自動詞を導くという内容見つけることができません。

 
以上専門の方のご意見をお待ちします。


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【2011/10/15 20:21】 | 漢字解読4 | TRACKBACK(0) | COMMENT(2) |
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