象形文字の秘密
漢字の解読

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「丶」の追求   /97

「丶」の追求   /97


 今回は少し気分を変えて漢字の中の「丶」の付く文字を標的にします。これまで「丶」はしばしば大雑把に「特別な」の意味に解読してきました。改めて「丶」を深く検討します。

 「丶」に似た注意のいる文字はすでに紹介したものも敢えて示します。



「丶」を持つ文字

 「丶」は象形として「単一のしずく」を意味する文字が見つかりません。しかし「尽」と「雨」の中の「縦の二点」は「たくさんたれ落ちるもの」の意味です。また、「氵(サンズイ)」は「縦の三点」で「放尿もしくは射精の飛跡」の意味が読み取れます。

 以上のことから原初には「丶」は象形であったと考えられますが、文字の中では最初から目印の記号として利用されています。

 「丶」が象形であれば、その複合型の「尽-尺」「氵」のでき方は会意となりますが、あたかも象形を思わせる構成であることに注意してください。

」【象形】:=単一のしずく
尽-尺」【会意】=「丶」+「丶」:=しずく+しずく=>断続してたれ落ちるもの
」【会意】=「丶」x3:=しずくx3:=たくさんのしずくのつながったもの=>放尿もしくは射精の飛跡=>飛び出す液体=>みず
」【記号】:=目印の点=>点のあるもの=>特別なもの=>特別な

 「氵(サンズイ)」はまだ紹介していませんが、「丶」の全体像を示すために先にこれだけを紹介します。詳細は以降の回で解説する予定です。

 「特別な」を意味する「ノ」の字が生まれると「丶」は別の意味にかわっていゆきます。

」【象形】:=一本の毛=>毛の生えたもの=>特別なもの/上位のもの=>特別な(cf.11)
」【記号】:=準ずるもの=>類似のもの=>次位のもの


 以上の他に記号「丶」には付随する性質もしくは付随するものを示す用法と、更にそれが具体的に文字の部分を示すいわゆる「指示」の用法があります。

 直接の象形文字以外はその文字の意味が連想できる形や特徴に合わせてそれを構成する部首を配置(複数化、分割、回転、融合)したり、特定部首を一定の配置規則で表記し意味が直観的に分かるようにしたりとう、複合型の象形文字は部首の配置が配慮されています。
 意味の連想できる形に構成した文字の中の部分に「丶」を付けてそのものの部分に由来する別の意味としたのが指示です。

」【記号】:=付随する性質/付随するもの
」【指示】:=文字の部分

 指示の「丶」には「二点指示」のほかに「三点指示」「四点指示」の文字も紹介します。


1.「丶」の解読


1.1.特別なという意味を持つ「丶」

 第18回の時点では気が付かず「九」の縦棒は単に「丿:=ころも」と解読しました。「ころも」の意味で初期の「丿」を使う時代にできた「刀」「乃」「及」「厂」「万」「差」「表」「裏」などは横棒から上には飛び出しません。(これに似た字で注意すべき「方」や「衣」は上部が「亠」です)。

 特に注意してほしいのは「丿(音はヘツ):=ころも」は「ノ」と異なり、「|」と「ノ」の融合です(「ノ」より縦長)。
丿」=「|」∪「ノ」:=したへ+特別な=>特に垂れ下がるもの=>ひも=>ころも


 「几」「九」の関係から検討しますが、まず基本の「乚」「乙」からはじめます。

」(「口【象形】」の左下部分):=女の特性=女(cf.19)
」=「一」+「乚」:=からだ+女の特性=>女の特性を持つ体=>未出産の女=>おとめ=>おんな(再掲。cf.18)
」=「乙」+「丿」:=女+紐もしくはころも=>飾紐もしくはころも(地位の象徴)を着けた女=>女領主=>指揮する女=>一般の女=>?=>肘掛(再掲。cf.18)
」=「几」+「丶」:=女領主+特別な=>特別な女領主=>特に優れた女領主=>すぐれた女=>平凡な女=>平凡なこと=>みんな(修正。cf.18)

 「凡」の点は現在の意味からして「丶:=準ずるもの」と解釈する方が近いかもしれませんが、かなり初期にできた「九」の骨格に似ていることから「丶:=特別な」の解釈を採用します。

 「几」との関係から上に突き抜けた部分は「丶:=特別な」の意味を持ち、その「丶」と「丿」の両者が一画化したと考えると他の文字と矛盾がなくなります。第42回で紹介した「」も修正します。

丿」[初期]:=たれ下がるもの=>ひも=>ころも(再掲。cf.18)
」:=(「一」+「丿(横棒の下)」)+「丶(横棒の上)」:=(からだ+ころも)+特別な:=特別な衣を着た体=>晴れ着をきたもの=>晴れ着=>ころも(修正。cf.42)

 これまで紹介してきた「ナ=一+丿」をすべて上のように修正します。

」=(「ナ」+「乚」)+「丶」:=(晴れ着+女)+準ずるもの=>女の晴れ着に準ずるもの=>普段着=>普通なもの=>最も一般的な=>もっとも(cf.52)

 「尤」の骨格は「ナ」に属しますが、右肩の「丶」は次項に示す用法です。

 ころもの意味で「ナ」を持つ字には以下にも述べる「力」「丈」「犮」、及びこれまで紹介した「布」「友」「有」「右」「左」「旡」などがあります。

 ただし「丿」が横棒の上に出ても「丿:=垂れ流すもの」の意味を持つ「廾」「井」等や、「丿:=垂れ下がるもの」の意味を持つ「屮」等の解釈はこれまで通りです。


 「九」は前の紹介通り「乙+丿」とも考えられますが、「ナ+乚」と修正します。

」=「ナ」+「乚」:=特別なころも+女=>最高の衣を着た女領主=>最高に円熟した女領主=>九歳になった女=>九才=>きゅう(修正。cf.18)
「丸」=「九」+「丶」:=成熟した女+付随する特性=>成熟した女に付随する特徴=>円熟したもの=>穏やかなもの=>まるい

 「九」の中の「ナ」の横画が「丿」の前に飛び出しているのは「几」と対比して文字修飾の意味があり、「▽」の各辺を延長した「女」(第一画は屈折)の文字修飾を連想させます。(「凢」の字体は康煕字典にはありません)。


」=「┐(「口」の右上)」+「丿」:=男の特性+垂れ下がるもの=>男が腰にぶら下げるもの(男根)/男=>腰にぶらさげたもの=>かたな(再掲。cf.70)
」=「刀」+「丶」:=腰にぶら下げたもの+特別なもの=>腰にぶら下げた特別なもの=>金属製のかたな=>刃のあるもの=>やいば(再掲。cf.70)

 「刀:=かたな」自体が上に示すように象形ではなく象形的な構成をとる転注文字です。「刃」の「丶」は従来通り指示と取れなくはありません。

」=「ナ」∪「┐」:=特別なころも+男=>特別なころもを着た男=>力のある男/ちから持ち/ちから=>女を守る用心棒=>役人(修正。cf.70)

 第70回では「力=丿+┐」と紹介しましたが、今回の再検討で「ナ」と「┐」の融合と修正します。


」=「冖」+「丶」:=覆うもの+特別な=>特別に覆うもの=>屋根のあるいえ=>いえ(再掲。cf.31)
广」=「厂」+「丶」:=腰を曲げてかぶさるもの+特別なもの=>特別にかぶさるもの=>仮小屋(再掲。cf.23)
」=「十」+「用」+「丶」:=男子+羊水+特別な=>男子を生んだ特別な羊水=>初産男子の羊水=>はじめての羊水=>始めてのもの=>はじめ(再掲。cf.25)




1.2.準ずるものという意味を持つ「丶」

 初期の象形としての「丶」は元の意味より上位の特別なものを示していましたが、ここでは元の意味より下位もしくは類似した特定なものを示す用法です。

」=「フ」+「丶」:=出産する動物+準ずるもの=>出産する動物に準ずるもの=>増える動物たち=>繁殖器官を持つもの=>繁殖器がある=>ある(cf.17)
」=「マ」の逆転:=繁殖器官を持たないもの=>繁殖器官がない/オス/男=>ない

」=(「逆丿」+「一」)+「丶」:=からだから出るくそ+準ずるもの=>くそに類似したもの=>切り出した棒=>くい(cf.15)

」=「勹」+「丶」:=(性交で)つながるもの+準ずるもの=>つながりに準ずるもの=>木で(水と)つながるもの=>ひしゃく(cf.26)
」=「斤」+「丶」:=反り返る技術者+準ずるもの=>反り返るだけの技術者=>空威張りするもの=>訴える=>しりぞける(cf.22)
」=「水」+「丶」:=みず+準ずるもの=>水に準ずるもの=>こおった水=>こおり(cf.83)
」=(「十」+「氺-|」)+「丶」:=(「男」+「ちょっと垂れ流すもの」)+準ずるもの=>ちょっと垂れ流す男に準ずるもの=>多少垂れ流す男=>多少知恵の進んだ男=>もとめる(cf.64)
」=「一+逆イ」+「乙」+「丶」:=男の体+女の体+準ずるもの=>一体となった男女に準ずるもの=>一体に成ったもの=>焼きこまれたもの=>やきもの=>かめ/かわら(cf.86)


」=「大」+「丶」:=男+準ずるもの=>男に準ずるもの/男の次位のもの=>いぬ(「大」cf.57)
参考:「犭」=「大」の変形:=けもの

 知恵を得て選ばれたものと考える母系制社会での女達は男を獣と同一視し非常に軽蔑していたようです。これは、母系制社会以前の男の「ボス社会」で男が女を腕力で好き放題にしていた反動と考えられます。
参考:「昔」=「土」+「土」+「日」:=男+男+最高の指導者=>素晴らしい指導者たる男達=>ずっとむかし=>むかし




1.3.指示の「丶」

 今回は特に「犮」および三点指示、四点指示を解説する必要から簡単に「乂」を紹介しておきます。

」(「▽」の一部):=女の股間/まえ=>女/ひと=>素晴らしもの(cf.77)
Λ」(「Ⅴ」の逆転):=男の股間=>男(cf.79)
」=「Ⅴ」+「Λ」=女の股間+男の股間=>男女が股間を合わせる=>男女が交わる=>関係を持つ男女=>関係するもの=>ものごとの関係
」=「ナ」+「乂」+「丶」:=(ぬの+男女が交わる)+準ずるもの=>(交わるときの覆う布)+準ずるもの=>交わるときの覆い布に準ずるもの=>一時的に覆いすぐ取り去るもの=>すぐ取り去るもの=>とりさる

【注】「犮」の「乂」が現在の活字では「又」に混乱変形しているので注意してください。「抜」「髪」の字の中の「友」は「犮」が正しいようです。詳しくは後述の予定です。


」=「ナ」+「丶」:=ころも+その長さ(指示)=>ころものたけ=>たけ(cf.44)
」=「丿」+「口」+「丶」:=ころも+女+その長さ(指示)=>女のころものたけ=>(多少の計算を必要とする)女の衣丈を計る仕事=>読み書きに仕えるもの=>ふびと=>ふみ(cf.44)
」=「丈」∪「口」=>ころもの丈∪おんな=>ころもの丈を計る女=>たけを計る仕事=>小役人の仕事=>使用人の仕事=>使用人[解1](cf.44)
」=「史」∪「十」=>たけを計る仕事+男=>ころもの丈を計る男=>使用人の仕事=>使用人[解2]
」=「一+由」+「丿」+「丶」:=上に伸びた体(妊婦)+ころも+その長さ(指示)=>妊婦のころものたけ=>あらためる=>とりかえる(cf.44)

 「丈」「史」「吏」「更」においては指示の「丶」が長く書かれます。初期は「ころもの丈を計る女の仕事」が次第に知恵のついた男の仕事となり、さらに使用人の仕事へと移っていったと考えられます。詳しくは第44回を参照してください


 「恵」「専」はともに冠が「十+田:=男+生むもの=>男が生むもの(男の生得的なもの)」です。
 康煕字典では「田」の下に更に「ム:=繁殖器官のしないもの=>おとこ」が加わった「叀」となっています。命を生む創造的な女と関係のない男が生むことに関係するという意味を強調するためでしょう。

 また「叀」は「十」の右肩に「丶」を持つ字体があり、これは「女の創造に準じるものだ」という意味の強調と考えられます。

」=「十」+「田」+「心」:=男+生むもの+行為=>男の本能的行為=>分け与える=>めぐむ
」=「十」+「田」+「寸」:=男+生むもの+まもる=>男の本能的防御=>皆をまもる=>ひたすらまもる=>もっぱら

 「恵」「専」の派生文字の紹介は別の機会にします。


」=「ノ」+「皿」:=さら+その上(指示)=>特にさらで受けたもの=>ち(cf.48)
」=「冂+一」+「丶」:=ひとの体+その中(指示)=>ひとの体の中=>肉色=>あか(cf.32)
」=「井」+「丶」:=いど+その中(指示)=>井戸水=>ドンと音のするもの/その音(「井」cf.36)
」=「又」+「丶」:=仕事をする女+その股間(指示)=>股間の仕事=>子作りの仕事=>交わる=>組み合う所/はさむ=>股型のもの=>二股の所/くむ(cf.88)


」=「王」+「丶」:=素晴らしい男根+付随するもの=>男根に付随するもの=>睾丸=>まるいもの=>たま=>宝石(cf.21)
」=「十」+「丶」:=男+付随する性質=>本能的な男の特性=>仲間をまもる=>まもる=>あまり期待できないもの=>わずかな期待=>ちょっと


 最後に「付随する特性、付随するもの」を意味する半分指示的な用法は「玉」、「寸」、次項に示す「太」などがあります。「寸」の派生文字は後述の予定です。

 前項では簡単に「犬」を紹介しましたが、実は「人」と「一」の意味が各々二通りに解釈できるために、各々に対し二つの解読に分かれます。一方は指示ですが、他方は「玉」や「寸」と同じく「付随する属性」の意味になります。

」=「|」+「𠆢」:=男根+男の股間=>男根を立てた股間=>おとこ(cf.54)
」【記号】:=ひとつ=>一番のもの=>一番目のもの(cf.12)
」=「一」+「人」:=一番のもの+男根を立てた男=>一番男根の大きい男=>大きいもの=>おおきい[解1](cf.13)
」=「大」+「丶」:=大きな男根+付随する性質=>ふとい[解1]

」【記号】(分解:▽の横棒):=からだ
」=「一」+「人」:=からだ+おとこ=>男の体/男=>大きい体=>おおきい[解2](「一」と「人」を「男」の意味に合わせ両手を広げた形に構成)
」=「大」+「丶」(指示):=大きな男+その股間(指示)=>大きな男の股間=>太い男根=>ふとい[解2]


 「向」は二つの解釈ができますが、どちらも「丶」が指示を意味します。

」=(「冂+「丶」」+「口」:=(体+その背側(指示))+女=>女の背中=>むこう側=>むこう[解1](cf.38)
」=(「冂」+「口」)+「丶」:=女の体+その背側(指示)=>女の背中/背中=>むこう側=>むこう[解2]


 「舟」は異なる形の二つの指示を持つ面白い文字です。

舟-(真ん中の点)」=「向-口」+「丁」=背中+働く男=>背中で働く男[解1](cf.69)
舟-(真ん中の点)」=(「冂」+「丁」)+「丶」=働く男の体+その背側=>背中で働く男[解2]
」=「舟-(真ん中の点)」+「丶」:=背中で働く男+その胸に持つ荷物(指示)=>胸に荷物を持って川を背泳ぎで渡る男の仕事=>ものを乗せて水上を行くもの=>ふね


曳-ノ」=「田」+「逆丿」=成長の原点+纏足の男(足が曲がってのびたもの)=>纏足の男(cf.)
」=「曳-ノ」+「ノ」:=纏足の男+その足(指示)=>ひきずる纏足の足=>ひきずる=>ひく

 「曳-ノ」は第9回で「奄-大:=纏足の男」を検討した時に同じ文字だとは気が付きませんでした。「曳」は指示の点が逆そりに付くため「ノ」の形に変形した例外です。

」=「廿」+「丶」:=乳房+その味(指示)=>乳の味=>あまい(cf.35)

 「甘」は「廿:=下に垂れ下がる器官=>乳房」の中に打った「丶」であり「乳があまい」ことを示していますが、横一棒に変形した例外です。




1.5.指示の「丶」の複数型

 指示の点が特定の部分の左右から強調して付加された二点指示の文字たちがあります。

」=「人」+その男根(二重指示)=>立った男根+棒の部分=>熱くなるもの=>熱いもの=>ひ(cf.61)
」=(「一」+「丁」)+その男根(二重指示)=>(体+男根を下げて働く男)+下げた男根の部分=>働く男がぶら下げる男根=>情欲を示す所=>神秘なもの=>神の御技=>神が示すもの/神事に関するもの=>しめす(cf.61)

 男性器の本能的反射(勃起)の不思議さが神意に通じています。

」=「亠」+「丿+|」+その股間(二重指示):=隠したもの+垂れ流す男+その股間=>男の隠された垂れ流す股間=>盛り上がった所=>ふっくらとしたもの=>膨らんだ股=>また(cf.61)
」=(「土」+「丿」+「|」)+その股間(二点指示):=(男+たれ流すもの+落ちるくそ)の股間=>男がくそを垂れ流す所=>男のしり=>あかい(cf.61)
」=「卯(:=男性器の象形)」+「二重指示」=>左右のタマタマ=>二つの睾丸=>睾丸(cf.69)



 「冫」の第一画は「丶」ではなく全体が「二」の変形です。「冫」は二重指示に似た用法があるので参考までに少し紹介します。

「冫」=「二」の変形:=二番目のもの=>つづくもの=>程度の軽いもの=>わずかに(再掲。cf.)
 
 「冫」は「丶」よりさらに下位のものを示し「ちょっと」もしくは「わずかに」の意味です。「冫」を持つ「凍」「冬」などの文字の解説は第64回を参照してください。
 また「冫」が文字の左右に二重指示のように付く「求-丶」「隶」「彔」「楽」(「楽」は別字体あり)などの文字も第64回を参照してください。



 以下「乂」を骨格にもつ三点指示の「必」と四点指示の「鬯」を紹介しましょう。

」=「乂」+「丶」x3:=関係する+(三点指示)=>4回中3回(75%の確率で)関係する=>ほとんどを関係している=>ほぼ間違いなく関係している=>かならず

 人は因果関係を納得しないと不安になり、変な憶測の噂に尾鰭がつく社会現象から「必」の文字の意味の流れに納得できるでしょう。

」の中心の左上から右下への一画は「メ:=殺す」の意味であれば逆にカーブすると考えられます。この画は「乚:=女の特性」と解釈するのは無理があるようです(「必」の書順は①中央の丶、②ノ、③逆ノ、④左の丶、⑤右の丶、となっています)。

」=「乂」+「丶」x4+「凵」+「ヒ」:=関係する+そのすべて(四点指示)+入れ物+角型の(男根状の)容器=>特殊な容器ですべての(因果)関係を含むもの=>特殊な容器に入れた強力な酒=>祈り用の強い酒=>強いお神酒




2.象形「丶」の複数形

 一般に二つの記号や文字が縦に並ぶのは、「もうひとつの」もしくは「複数」の意味となる会意文字ですが、縦に並んだ「丶」だけは象形的に構成されています。漢字の中では次に示す2個だけのようです。
 

尽-尺」【象形】=「丶+丶」:=しずく=>断続してたれ落ちるもの

「尽」=(「尸」+「逆丿」)+「丶」x2:=(女のしり+くそ)+断続してたれ落ちる=>しりからたれ落ちたくそ=>くそを出し終える=>でつきる=>つきる(cf.68)

」=「冂」+「丁」+「丶」x2:=からだ+働く男+断続してたれ落ちるもの=>働く男の体から落ちるもの/あせ=>ぽたぽたたれ落ちるもの=>あめ(cf.32,cf.68)

 特に「雨」では左右にある二重の「丶」がたくさんの意味を強調しています。


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【2011/07/31 20:23】 | 漢字解読4 | TRACKBACK(0) | COMMENT(1) |
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 このブログは漢字の解読を紹介します。従来、部首はほとんど象形とされていますが、部首である「用」「角」「車」「里」「鬼」「竜」「魚」「黄」は部首「田」を含んでいます。  「田」を含む部首を「田」から派生した文字と説明しようとする探検です。

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