象形文字の秘密
漢字の解読

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「女」の追求19 「又」の解読-その8 「攵」の1/95

 今回紹介する「攵」の付く文字はたいへん多いので一部を次回に回します。


1.「攵」に「方」と「攵」がつく派生文字
 

」=「乞-乙」+(融合)+「又」:=青年+仕事=>青年の仕事=>世話仕事=>仕事(再掲。cf.94)

」=「亠」+「万-一」:=隠れる+動き回る=>動き回り見えなくなる=>あっちこっち=>あのあたり=>あっち=>周辺(再掲。cf.30)
」=「方」+「攵」:=あっちこっち+世話仕事=>動き回るものの世話仕事=>家畜などを放牧する=>ときはなつ=>はなつ
」=「イ」+「放」:=男の仕事+ときはなつ=>放牧の仕事=>まねて学ぶ(オンザジョブトレーニング)=>ならう(「イ」cf.54)

 横に三つの要素が並ぶと、一般に真ん中の要素は右の要素と強く結びついています。例えば「謷」などは「言」を縦に並べ「敬」の構成を強調しています。
 参考までに「倣」を別解釈してみますが、上の解釈に比べぎこちない点を確認してください。

仿」=「イ」+「方」:=部族内の男の仕事+行き来する=>お使い=>さまよう (参考、再掲。cf.30)
」=「仿」+「攵」:=お使い+青年の世話仕事=>お使いを習う=>まねて学ぶ=>ならう

敖-攵」=「土」+「方」:=男+動き回る=>動き回る男(「土」cf.19)
」=「敖-攵」+「攵」:=動き回る男+青年の世話仕事=>動き回る男を世話する青年=>気ままに動き回る=>自由にぶらつく=>勝手に振舞う/あそぶ=>おごる
」=「忄」+「敖」:=感覚+じゆうきまま=>自由気ままな感覚=>自由奔放=>おごる(「忄」cf.73)
」=「イ」+「敖」:=男の仕事+自由にぶらつく=>自由にぶらつく男の仕事=>自由きまま=>おごる(「イ」cf.54)
」=「敖」+「貝」:=自由気まま+賢い男=>自由気ままな賢い男=>入り婿=>(食物で)手なずける男=>てなづける(「貝」cf.60)
」=「辵」+「敖」:=男の足+自由気まま=>気ままに歩む男=>あそぶ(「辵」cf.65)
」=「敖」+「耳」:=自由気まま+聞取る仕事=>気ままな聞取り仕事=>耳を傾けない=>聞こうとしない(「耳」cf.48)
」=「言」+「敖」:=ことば+自由気まま=>気ままなしゃべり=>がやがやいう(「言」cf.67)
」=「口」+「敖」:=くち+自由気まま=>自由気ままな口=>気ままに大声を出す(「口」cf.37)
」=「敖」+「犬」:=自由きまま+いぬ=>自由気ままな犬=>自由気ままな犬=>大きな犬=>猛犬(「犬」cf.13)
」=「敖」+「鳥」:=自由気まま+とり=>気ままに鳴き叫ぶ鳥=>鳥のやかましい鳴き声(「鳥」cf.61)
」=「敖」+「魚」:=自由気まま+さかな=>自由きままな魚=>おおうみがめ(「魚」cf.73)
」=「敖」+「馬」:=自由気まま+うま=>自由気ままな馬=>勢いの強い馬=>おごりたかぶる(「馬」cf.33)
」=「虫」+「敖」:=自由気まま+むし=>自由気ままな虫=>(蜃気楼を起こすといわれている)おおはまぐり(「虫」cf.38)
」=「⺾」+「敖」:=草+自由気まま=>自由気ままな草=>茎の下部から枝が出て地面を自由にはう草=>ハコベ(「⺾」cf.62)
」=「敖」+「灬」:=自由気まま+動き回るたくさんの小さなもの=>自由気ままな動物の子供たち=>いる/せんじる(「灬」cf.61)
」=「广」+「敖」:=仮小屋+自由気まま=>気ままに動ける小屋=>大きな蔵(「广」cf.64)
」=「敖」+「金」:=自由気まま+金属製品=>自由に物が入れられる大なべ=>平らな大なべ



敫-攵」=「白」+「方」:=輝く女領主+動き回るもの=>動き回る輝く女領主=>徳が四方に届くもの=>光が四方に輝くさま(「白」cf.45)
」=「敫-攵」+「攵」:=動き回る輝く女領主+青年の世話仕事=>女領主の世話をする青年=>輝く青年=>光を四方にはなつ(「方」cf.51)
」=「口」+「敫」:=くち+女領主の世話をする青年=>女領主の世話をする青年の口=>(主人に影響された)甲高い声=>甲高い声で叫ぶ(「口」cf.37-48)
」=「白」+「敫」:=光輝くもの+女領主の世話をする青年=>光り輝く領主の世話をする青年=>光り輝く青年=>光輝くさま(「白」cf.45)

 女領主の光輝く様子は「白」そのものです、付き人で光輝く青年には「」が使われたと考えられます。

」=「氵」+「敫」:=みず+輝く女領主を世話する青年=>女領主の水汲みの世話=>頻繁な激しい労働=>はげしい
」=「辵」+「敫」:=男の足+輝く女領主を世話する青年=>女領主を世話する青年の歩み=>領主を迎えに行く=>むかえる(「辵」cf.65)
」=「木」+「敫」:=木+輝く女領主を世話する青年=>女領主を世話する青年の木=>おふれを書いた板を持ち歩く>=おふれの板(「木」cf.59)
」=「宀+儿」+「敫」:=小さいねぐら+輝く女領主の世話をする青年=>女領主の世話をする青年のねぐら=>穴倉のようなねぐら=>ほそいあな(「穴」cf.66)
」=「イ」+「敫」:=部族内の男仕事+輝く女領主の世話をする青年=>女領主を世話する青年を育てる仕事=>よい青年を求める=>もとめる(「イ」cf.54)

」=「彳」+「敫」:=部族外の男仕事+輝く女領主の世話をする青年=>部族外から女領主を世話する青年を求める=>よい青年を求める=>もとめる(解釈1。「彳」cf.54)
」=「彳+攵」+(「白」+「方」):=部族外部の世話仕事+(女頭領+動き回る)=>動き回る女頭領を世話する青年=>巡回し取り締まりを助ける=>取り締まる(解釈2)

 「徼」には二つの意味があり、それらは文字の構成の違いよるようです。「彳+敫」と考えると解釈1となりますが「彳+攵」と「白+方」の組み合わせとにすると解釈2となります。

」=「糸」+「敫」:=ひも+輝く女頭領の世話をする青年=>女頭領の世話する青年の持つ紐=>不心得者を絡めとる紐=>からめとる紐(「糸」cf.49)
」=「扌」+「敫」:=て+輝く女頭領の世話をする青年=>輝く女頭領の世話をする青年の手=>皆を叱咤するて=>たたいてしかる=>たたく=>うつ(「扌」cf.12)



2.「攵」に「イ」、「|」がつく派生文字ち


 今回「攸」の付く字を詳細に検討したところ中央の縦棒「|:=上下関係」の意味と把握できました。「攸」の意味はふたつに分かれています。また、第92回で紹介した「條」の解読を訂正します。

「イ:=男仕事」と「|:=上下関係」が付くと師弟関係を表し教師もしくは生徒の特別な意味を持ちます。

」=「乞-乙」+(融合)+「又」:=青年+仕事=>青年の仕事=>世話仕事=>仕事(再掲。cf.94)
」=「イ」+「|」+「攵」:=男の仕事+上下関係+青年の仕事=>青年の仕事を指導する男=>年季の入った師匠=>指導教官/教師=>技能者(「イ」cf. 54,「|」cf.21)
」=「イ」+「|」+「攵」:=男の仕事+上下関係+青年の仕事=>青年の仕事を指導する男=>青年の職業訓練所=>習う所=>ところ

」=「攸」+「彡」:=指導者+多くの毛=>毛に関する指導者=>理容の師匠=>修業をしたもの=>習得する=>おさめる(「彡」cf.65)
」=「攸」+「心」:=教師+行為=>教師の動き=>のんびりとした動作=>のんびりしたもの=>遠いもののうごき=>とおい=>はるか(「心」cf.73)
」=「⺾」+「修」:=くさ+理容=>理髪したような果穂を持つ草=>スイバ(「⺾」cf.62)
」=「攸」+「月」:=師匠+にく=>肉を扱う師匠=>干し肉を作る師匠=>ほしにく(「月」cf.45)
」=「攸」+「火」:=師匠+火=>火の師匠=>瞬時の点火=>たちまち(「火」cf.61)
」=「攸」+「犬」:=師匠+犬=>犬の師匠=>たちまちに馴らす=>たちまち(「犬」cf.13)
」=「攸」+「糸」:=師匠+糸=>糸の師匠=>くみひも(「糸」cf.)
」=「攸」+「革」:=かわ+技能者=>革を扱う師匠=>たづな作りの師匠=>たづな(「革」cf.42)
」=「竹」+「攸」:=たけ+師匠=>竹の師匠=>矢竹を扱うもの=>しのだけ(「竹」cf.54)
」=「攸」+「羽」:=技術者+矢ばね=>やばねの師匠=>すり抜ける矢=>すりぬける(「羽」cf.81)
」=「攸」+「魚」:=技能者+魚=>魚の師匠=>はやを獲る師匠=>はや(「魚」cf.73)

」=「攸」+「木」:=技能者+木=>薪を扱う技能者=>薪を取りに同じ道をたどる=>決まった道筋=>道筋=>すじ(訂正。cf.92)
滌」=「氵」+「條」:=みず+すじ=>(物を洗ったときの)水のすじ=>水で洗う=>あらう
」=「木」+「條」:=き+すじ=>(枝に)すじのある木=>ミカン科の木(「木」cf.59)
」=「⺾」+「條」:=くさ+すじ=>すじの多い草=>ぎしぎし(「⺾」cf.62)
」=「魚」+「條」:=さかな+すじ=>すじのような魚=>細い川魚=>はや(「魚」cf.73)
」=「竹」+「條」:=たけ+すじ=>すじのよい竹=>矢竹=>しの竹(「竹」cf.54)



3.「攵」に「山」と「攵」がつく派生文字


 「微-彳-兀」=「山:=やま」+「攵:=青年の世話仕事」は山での青年の仕事であり、その中のいくつかは「彳:=部族外の仕事」が付きます。

微-彳」=「山」+「兀」+「攵」:=やま+一歳児+青年の世話仕事=>山での乳児の世話=>そっと世話するもの=>常に様子をうかがう繊細なもの=>うかがう(「山」cf.,「兀」cf.)
」=「彳」+「微-彳」:=部族外部の仕事+そっとうかがう=>他部族の様子をそっとうかがう=>ほんのちょっとの情報=>わずかなもの=>わずか(「彳」cf.)
」=「⺾」+「微」:=くさ+そっと世話するもの=>ソラマメ科の草(「⺾」cf.)
」=「女」+「微-彳」:=女+そっとうかがう=>そっとうかがう女=>えもいわれずよい=>よい(「女」cf.76)

 「薔薇(バラ)」の意味を確認するために「薔」を再掲します。
「薔」=「艸」+「嗇」:=くさ+ぐるりと取り囲むもの=>取り囲む草=>みずたで (再掲。cf.55)

 「微」はの旧字体は「兀:=一歳児」の部分が「一+几:=領主の体」となっている字もあり、この場合の意味は「彳」+「山」+「一」+「几」+「攵」:=「山での領主の体の世話仕事=>わずかなもの」となります。
 「媺」も旧字体では「兀:=一歳児」の部分が「一+几:=領主の体」となっており、この場合の意味は「女」+「山」+「一」+「几」+「攵」:=「山での女領主の体の世話をする女=>特別なお付の女=>そっとうかがう女=>えもいわれずよい=>よい」となります。

」=「彳」+(「山」+「王」)+「攵」:=部族外の仕事+(やま+男領主)+青年の世話仕事=>山の男頭領の世話をする青年=>頭領の交代による男仕事の変化=>わずかな兆し=>きざし(「彳」cf.54,「山」cf.33,「王」cf.21)
」=「徹-育」+「山」+「壬」:=部族外部の青年の仕事+やま+種馬男=>山の種馬男に関する青年の仕事=>よい山男を召しだす=>召しだす=>めす
」=「徴」+「心」:=召しだす+行為=>乱暴者を召しだす行為=>乱暴者をこらしめる=>こらしめる(「心」cf.73)

 「徴」は意味がふたつに分かれています。「王:=男領主」が「壬:=種馬男」になった文字があり、混同もしくは「壬」が次第に使われなくなり「王」に吸収されたと考えられます。「王」の付くほうは「男の領主が世代交代するきざし」の意味、「壬」付くほうは「召しだす」意味であったでしょう。
 また字体としてはそれぞれ「王」と「壬」の上に「一:=体」の付いた旧字体があります。

」=「氵」+(「山」+「王」)+「攵」:=みず+(やま+男領主)+青年の世話仕事=>山の男頭領の世話をする青年の扱う水=>谷川の澄んだ水=>すむ(=「澄」と同意)
」=「疒」+(「山」+「王」)+「攵」:=みず+(やま+男領主)+青年の世話仕事=>山の男頭領の世話をする青年の病=>かたくなな行為=>凝り固まったもの=>しこり(「疒」cf.23)
」=「徹-育」+「山」+(「一」+「巾」):=部族外部の世話仕事+やま+働く男指揮者=>山のボスの体の世話=>山のボスの布の管理=>小さな印(「帀」cf.34,cf.64)
」=「徹-育」+「山」+「糸」:=部族外の青年の世話仕事+やま+糸=>山の糸の青年の世話仕事=>山マユの飼育=>小さな布=>(自分の所属する山を示す)小さな布=>ちいさな印(「糸」cf.49)

 「徽」の糸の上に「一」がついた文字がありますが、これは他の文字との混同で付加されたようであり意味が取れません。

」=「彳」+「山」+(「一」+「黒」)+「攵」:=部族外の仕事+山+(地上の黒いもの)+青年の世話仕事=>山での(家屋の)地面を覆う黒い物への青年の世話仕事=>湿気で生える黒かびを処理する=>くろかび=>かび



4.「敢」の解読とその派生文字たち

 「敢」は「耳」から再掲します。

」=「二」∪「目」∪「|」:=ふたつ+め+垂れ下がるもの=>目(顔)の横に二つあり垂れ下がるもの=>みみ=>聞取る仕事=>きく (再掲。cf.48)

 「耳」は二つに分けて説明しましたが、ここでは一つにまとめました。

敢-攵」=「丁」+「耳」=>仕事をする男+聞取る仕事=>聞取る仕事をする男=>賢い男(「丁」cf.21,「耳」cf.48)
」=「敢-攵」+「攵」:=賢い男+青年の世話仕事=>賢い男の世話をする青年=>あえてする世話=>あえて~する/強引に~する/無理に~する

」=「敢」+「心」:=あえてする世話+うごき=>あえて世話をする動き=>ぼんやりして世話ができない=>ぼんやりしたもの=>おろか(「心」cf.73)
」=「木」+「敢」:=き+あえて世話をする=>あえて世話をする木=>(うまくないが食べられるので)あえて世話する植物=>カンラン=>オリーブ(「木」cf.59)
」=「目」+「敢」:=賢い頭領+あえて世話する=>賢い頭領があえて世話する=>かぶさるように見る=>みおろす=>みる(「目」cf.48)
」=「門」+「敢」:=いくさ+無理にする=>無理にするいくさ=>戦にのぞむ=>のぞむ(「門」cf.65)
」=「目」+「闞」:=賢い頭領+無理にするいくさ=>隙をうかがう=>うかがう(「目」cf.48)
」=「鬥」+「敢」:=男の戦い+強引なもの=>男の強引ないくさ=>うなりあう=>うなりごえ(「鬥」cf.65)
」=「口」+「敢」:=くち+強引なもの=>強引に食いつく=>がつがつくう=>くらいつく(「口」cf.37)


」=「口」x2+「厂」+「敢」=女たち+腰を曲げた体+無理にする=>無理に体を屈めた女たち=>(聞取りの仕事の世話をする)男子を躾ける女たち=>(言葉を教えるために)特にきびしくしつける=>きびしい(「口」cf.38,「厂」cf.23)

 「嚴」の上につく二つの「口」はガヤガヤと口やかましい意味も匂わせます。「嚴」の省略形として「厳」が使われています。

」=「イ」+「嚴」:=男の仕事+きびしいしつけ=>厳しく躾ける男=>おごそかなもの=>おごそか(「イ」cf.53)
」=「犭」+「嚴」:=けもの+きびしいしつけ=>躾けの厳しいけもの=>北方遊牧民(「犭」cf.13)
」=「日」+「嚴」:=日+きびしいもの=>きびしく躾けられた太陽=>太陽の運行(「日」cf.45)
」=「酉」+「嚴」:=さけ+きびしいもの=>きつい酒=>味の濃いもの=>濃い味=>こい
」=「山」+「嚴」:=やま+きびしいもの=>きびしい山=>ごつごつした山=>ごつごつした岩=>いわお(「山」cf.33)


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【2011/06/06 18:48】 | 漢字解読4 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
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 このブログは漢字の解読を紹介します。従来、部首はほとんど象形とされていますが、部首である「用」「角」「車」「里」「鬼」「竜」「魚」「黄」は部首「田」を含んでいます。  「田」を含む部首を「田」から派生した文字と説明しようとする探検です。

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