象形文字の秘密
漢字の解読

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「女」の追求16 「又」の解読-その5 「夂」の1/92

 今回は左の欄に「象形文字の展望」と「象形文字の展望から」という二枚のパネルを追加しました。こちらも参照してください。

 左のイベントの欄に追加したのですが、杉並区NPOの主催でサロン風の会を開き、参加者のお名前の字の起源を紹介する予定です。ご興味のある方はこちらにもご参加ください。

 今回と次回は「又」の派生文字のうち特に「夂」の付く文字を中心とし二回に分けて紹介します。

 現在の辞書では同じ部首として分類され、混同した字が見受けられる「攵」(近く紹介予定)は「夂」とは異なるので注意してください。


1.「夂」の解読とその派生文字-1


」=「▽」+「Λ」:=女+立ち上がるもの=>立ち上がる女=>仕事をする女=>仕事=>定職=>つづける(再掲。cf.88)
」=「ノ」+「又」:=特別な+女の仕事=>特別な女仕事=>任せられた仕事=>専門職(「又」cf.88)

 「受」(cf.89)は特に最高位の女頭領から地方の各女領主が授かる仕事であり、その各女領主が更に自分の配下の女に与えた仕事が「夂」で示されるようです。

 「夂」と異なる「攵」は詳しくは後述しますが、参考までに紹介しておきます。
」=「乞-乙:=青年」+[融合]+「又:=仕事」=>男子の仕事


」=「夂」+「几」:=仕事+女統領=>女統領の仕事=>ものごとに対処する=>しょする(「几」cf.18)
」=「扌」+「処」:=て+しょする=>手で処理する=>座った仕事=>座を占める=>よりどころとする=>よりどころ(「扌」cf.12)

 「処」の意味で使われる「處」は設問解字にはありません。「虍」は別途解説します。


」=「木」+「人」X2+「夂」=>夫+男達+仕事=>夫の付き人達の仕事=>麦ふみの仕事=>むぎ(「木」cf.59,「人」cf.54)
」=「主」+「夂」:=隠れたひと+仕事=>隠れたひとの仕事=>麦ふみの仕事=>むぎ[「麥」の俗字](「主」cf.51)

 「麦」の意味する隠れた人は矢を逃れた女領主であり古い成立です。ムギを食べることが広まった後代にできた「麥」には派生文字が多くできています(この派生文字の解読は省略)。
「麭:=こなもち」、「麰:=おおむぎ」、「麩:=ふすま」、「麬:=ふすま」。「麪:=らいむぎ」、「麴:=こうじ」、「麮:=むぎかゆ」、「麯:=こうじ」、「麨:=ムギ粉」、「麵:=麦粉」


」=「石-口」+「目」+「夂」:=堅いもの+素晴らしい女頭領+仕事=>堅実な女頭領の仕事=>暑さに負けず働く頭領=>暑くても働く=>暑いとき=>なつ(「石-口」cf.54,「目」cf.48)
」=「口」+「夏」:=言葉+なつ=>夏の言葉=>(のどが渇いて)声がかれる=>声がれ(「口」cf.37)
」=「广」+「夏」:=いえ+なつ=>夏の家/別荘=>屋根のある広い家=>広い家(「广」cf.23)
」=「木」+「夏」:=き+なつ=>?=>えのき(「木」cf.)


」=「夂」+「丰」:=仕事+たくさんの男=>たくさんの男相手の仕事=>とびとびにいる男達の世話=>とびとびの世話=>とびとびにあるもの(「丰」cf.12)
」=「虫」+「夆」:=むし+たくさんのオス相手の仕事=>多くのオスを相手とする虫=>みつばち=>はち(「虫」cf.)
」=「夆」+「辵」:=とびとびにいる男達の世話+あし=>歩き回る男達の世話=>男達と会に行く=>あう(「辵」cf.65)
」=「糸」+「逢」:=糸とあう=>縫い糸がとびとびに見える=>ぬう(「糸」cf.)
」=「サ」+「逢」:=とびとびに散らばって見つかるくさ=>よもぎ(「サ」cf.62)

」=「山」+「夆」:=やま+とびとびにあるもの=>みね(「山」cf.33)
」=「音」+「夆」:=おと+とびとびにあるもの=>とびとびに出る音=>鼓の名前(「音」cf.45)
」=「火」+「夆」:=ひ+とびとびにあるもの=>たびたびあがる火=>のろしによる合図=>のろし(「火」cf.61)
」=「金」+「夆」:=金+とびとびあるもの=>とびとびにあう金物=>ひいては突き出すほこ先=>ほこさき

「夅」=「夂」+「ヰ」:=仕事+前を隠した男=>男の前隠しをさせる仕事=>山もしくは森から男を都に連れだす仕事=>都につれ下ろす仕事=>おろす(「ヰ」cf.53)
「降」=「阝」+「夅」:=たくさん+おろす仕事=>たくさんの男を森から都へ引き出す仕事=>都へおろす=>おろす[「夅」と同意](「阝」cf.43)
「胮」=「月」+「夅」:=からだ+山から下りた男=>山から降りてきた男の体=>肥えた体=>ふくれたもの=>はれる(「月」cf.45)


」=「夂」+「ヰ」:=仕事+前を隠した男=>男の前隠しをさせる仕事=>山もしくは森から男を都につれ下ろす仕事=>都のおろす=>おろす(「ヰ」cf.53)
」=「阝」+「夅」:=たくさん+おろす仕事=>たくさんの男を森から都へおろす仕事=>おろす[「夅」と同意](「阝」cf.43)
」=「月」+「夅」:=からだ+山から下りた男=>山から降りてきた男の体=>肥えた体=>ふくれたもの=>はれる(「月」cf.45)


」=「夂」+「人」+「口」:=仕事+立てた男根+ひと=>男根を立てて仕事をする男=>とがめる(「人」cf.54,「口」cf.37)
」=「夂」+「人」+「日」:=仕事+立てた男根+すばらしいひと=>男根を立てて(子作りの)仕事をするすばらしい男=>すばらしい男=>すばらしいもの=>われ(「日」cf.45)
」=「口」+「昝」:=くち+すばらしい男=>話せるすばらしい男=>われ、われわれ(「口」cf.37)
」=「糸」+「昝」:=いと+すばらしいもの=>細く編みこんだ紐(「糸」cf.49)

 「咎」は「人」の部分が「ト:=小枝」に変形した文字がありますが、似ているための誤りでしょう。

 当初「口」「日」は女に特化した意味でしたが、「咎」や「喒」の出来た時代には男を含む「ひと」の意味に使われています。


」=「夂」+「木」:=夂+夫=>夫の仕事=>(薪用の)小枝を集める仕事=>集めた小枝=>柴の束=>筋状のもの=>すじ=>物事のすじ(「木」cf.59)

 「条」の派生文字は上が「攵:=男子の仕事」に変化していまが、ここでついでに紹介します。
 これは当初女の仕事であったものが、次第に知恵を得た男達の仕事へと移っていき、「条」の派生文字のできる時代には男子の仕事とし確立していたと考えられます。辞書の部首の混乱は以上の原因によるものでしょう。

」=「イ」+「|」+「條-イ-|」:=男の仕事+落し物(糞尿)+夫の男仕事=>夫がする糞尿処理の仕事=>同じ場所をたどりめぐる=>決まった道筋=>道筋=>すじ(「イ」cf.54,「|」cf.21)
」=「竹」+「條」:=たけ+すじ=>矢がらに用いるまっすぐな竹=>しのだけ(「竹」cf.54)

」=「彳」+「幺」+「夂」=>部族間の仕事+中性のもの+仕事=>部族間に関する子供の仕事=>後ろについて回らせる仕事=>うしろに続くもの=>うしろ(「彳」cf.54,「幺」cf.52)

 「幺」は第一次性徴を迎える前の(中性の)子供であり、見聞を広めるために部族間の仕事をするものの後ろについて回ったと考えられます。


」=「亦」+「夂」:=隠した男の股間+仕事=>男の前隠しを作る仕事=>へんな気になる仕事=>おかしな気持ち=>へん(「亦」cf.61)


」=「阝」+「夂」+(「一」+「生」):=たくさん+仕事+生む体=>たくさん生む仕事をした体=>子供の多いひと=>地位が高く偉大なひと=>高く大きいもの(「阝」cf.43,「生」cf.73)
」=「疒」+「隆」:=やまい+高く大きいもの=>たかく盛り上がるしこり=>しこり(「疒」cf.64)

 現在使われている「隆」は「生」の上の「一」が省略された俗字です。


「冬」=「夂」+「冫」:=職+ちょっと=>職(仕事)が少ないとき=>ふゆ(「冫」cf.62)

 「」の最終の二画は「丶x2」ではなく「冫:=ちょっと」です。

」=「疒」+「冬」:=やまい+ふゆ=>冬の病=>寒さで傷などがうずく=>うずく(「疒」cf.64)
」=「木」+「冬」:=き+ふゆ=>冬に開花する(10月から11月)もの=>ひいらぎ(「木」cf.59)
」=「サ」+「冬」:=くさ+ふゆ=>冬に寒冷な牧草地で大繁殖する草=>ふき(「サ」cf.62)
」=「冬」+「虫」x2:=ふゆ+たくさんの虫=>大量に冬(稲の収穫後)に捕獲できる(蛋白源となる)虫=>いなご(「虫」cf.38)
」=「糸」+「冬」:=いと+仕事が少なくなる=>年間の糸に関する仕事がおわるとき=>年のおわるとき=>おわり(「糸」cf.49)



2.「各」の解読の紹介とその派生文字

 「各」は派生文字が多いので別項とします。

」=「夂」+「口」:=職+女=>(領主に仕える)職を持つ女=>職をもつもの=>独立した個人/一群の独立した女達=>一人ひとり=>個別のもの=>別々のもの(「口」cf.37)

」=「扌」+「各」:=(領主の)手中にしたもの+職を持つ女=>領主に仕える女達=>領主がたたいて躾ける=>たたいて躾けるく=>たたく=>たたきあう=>格闘する(「扌」cf.12)

 「挌」には「たたく」という意味があるため領主に仕える女達が派閥をつくり争うと解釈するのは無理なようです。後代には目上の者が下のものを躾けるためにたたいたのが、次第にたたき返すものが現れ、たたきあう意味に移ったと考えられます。

」=「車」+「各」:=くるま+職を持つもの=>職を持つもの車=立派な大きい車=>大きい車=>おおぐるま(「車」cf.24)
」=「貝」+「各」:=賢い男+職を持つもの=>職を持つ賢い男=>特別なときに(領主に)贈呈するもの=>賄賂=>まいない(「貝」cf.60)
」=「火」+「各」:=ひ+職を持つ女=>個別に火刑に処す=>鉄板で焼く=>やく(「火」cf.61)

」=「氵」+「各」:=みず+職を持つもの=>水辺の職を持つもの=>水辺を占めるもの=>水辺の領地=>川辺の地名=>川の名
」=「サ」+「洛」:=男達+水辺の領地=>水辺の領地の男達=>よく川におちる=>おちる(「サ」cf.62)

」=「宀」+「各」:=いえ+職を持つもの=>職を持つものの家での扱い=>特別扱いの人=>きゃく(「宀」cf.31)
」=「客」+「心」:=きゃく+行動=>客の行動=>よそ行きの行動=>つつしむ(「心」cf.73)
」=「客」+「頁」:=家主+堅く賢い男=>堅く賢い男の家主=>融通のきかぬもの=>四角四面なもの=>四角く堅いもの=>ひたい=>ひたいの生え際=>顔を収めるふち=>(物を収める)がく(「頁」cf.60)
」=「口」+「客」:=くち+きゃく=>きゃくのくち=>改まっていう=>あえて言葉にする=>思いをはきだす=>はきだす(「口」cf.37)

」=「言」+「各」:=言葉+独立したもの=>独立したものの言葉=>一派をなすものの言葉=>曲げない主張=>我を張るいい争い=>あらそう(「言」cf.39)
」=「口」+「各」:=くち+独立したもの=>自立したものの口=>いいたいことを言う=>(思いを)吐き出す(「口」cf.37)
」=「門」+「各」:=いくさ+独立したもの=>戦時の部隊の大将=>やぐらを組んだ指令所=>たかどの(「門」cf.65)
」=「至」+「各」:=男が成人する+独立したもの=>独り立ちした男=>領主に挨拶に来る=>やってくる(「至」cf.85)

」=「王」+「各」:=宝石+一群の独立したもの=>一つ一つが宝石の首飾り=>首飾りの宝石=>つないだ宝石(「王」cf.21)
」=「サ」+「各」:=くさ+一群の独立したもの=>一群の独立した草=>にんにくの一種(「サ」cf.62)
」=「山」+「各」:=やま+一群の独立したもの=>峰を競う山々=>山脈=>高く険しい山(「山」cf.33)
」=「馬」+「各」:=うま+一群の独立したもの=>連絡用にリレーする伝令馬=>一連の馬(「馬」cf.33)
」=「骨」+「各」:=ほね+一連の独立したもの=>骨組み=>骨格(「骨」cf.62)
」=「血」+「各」:=ち+一連の独立したもの=>吐き出す血の塊=>血をはく(「血」cf.48)

」=「田」+「各」:=生むもの+一人ひとり=>各人のうむもの=>各人の境界=>境界=>奪い合うもの=>定まらないもの=>大まかなもの(「田」cf.37)
」=「忄」+「各」:=感覚+一人ひとり=>個人的な感覚=>干渉をつつしむ=>つつしむ(「忄」cf.73)
」=「木」+「各」:=夫+一人ひとり=>各亭主=>女の躾けるもの=>威厳を持たせる=>品格を厳かにする=>かたくする=>かたい(「木」cf.59)
」=「鳥」+「各」:=とり+一人ひとり=>一匹ずつの鳥=>孤独な鳥=>さぎ(「鳥」cf.81)
」=「金」+「各」:=金属+一人ひとり=>一人ひとり捕らえる鉤方の金具

」=「足」+「各」:=あるく+個別のもの=>歩くために独立したもの=>個々のみち=>みち(「足」cf.41)
」=「石」+「各」:=硬いもの+個別のもの=>個別の石=>大きな石=>大石(「石」cf.54)
」=「犭」+「各」:=けもの+個別のもの=>個別のけもの=>仲間のいない(確認されない)けもの=>単独に生きるもの=>むじな(「犭」cf.13)
」=「酉」+「各」:=さけ+個別のもの=>家ごとに異なる酒=>乳酒=>乳製品
」=「糸」+「各」:=糸+個別のもの=>よりの強い個々の糸=>ねじれてからまるもの=>からむ(「糸」cf.49)
」=「月」+「各」:=にく+個別のもの=>個別に扱う肉=>獣の後ろ足の肉塊=>後ろ足の骨(「月」cf.45)
笿」=「竹」+「各」:=竹製品+個別のもの=>個々に利用する竹製品=>衣を干したり香を入れる竹製品=>ふせご(「竹」cf.54)
」=「虫」+「各」:=むし+個別のもの=>個別にいる虫=>こがねむし(「虫」cf.38)



3.「腹-月」の解読とその派生文字


腹-月」=(「乞-乙」+「日」)+「夂」:=(青年+素晴らしい人)+仕事=>最高の青年の仕事=>事務的に仕事をこなす=>連続して仕事をこなす=>仕事をこなす(「乞-乙」cf.54,「日」cf.45)
」=「月」+「腹-月」:=からだ+次々と食物が送られる腸=>腸=>腸のある所=>はら(「月」cf.45)
」=「彳」+「腹-月」:=部族間の仕事+続けて仕事をこなす=>他部族に行って(必ず)もどる=>もどってくる=>もどる(「彳」cf.54)
」=「尸 」+「腹-月」:=しり+仕事をこなす=>次々と(別の仕事の)坐をこなす=>座って次々に仕事をする=>次々と踏んでゆく(飛び石に置いた)足場=>踏む所=>踏むもの=>はきもの(「尸」cf.16)
」=「襾」+「復」:=大きな男根+次々と(子作りの)仕事をこなす=>次々に仕事をこなす男=>次々と(女に)かぶさる=>かぶさる=>おおう(「襾」cf.76)

」=「衣」+「腹-月」:=ころも+事務的にこなす=>事務的に重ねてまとう=>重ねて着る衣=>重なった衣=>合わせの着物=>重なったもの(「衣」cf.50)
」=「香」+「腹-月」;=かおり+次々とこなす=>行事ごとに取り替えるかおり=>移り変わるかおり=>かおる(「香」cf.47)
」=「忄」+「腹-月」:=感覚+次々とこなす=>感覚が次々と変わる=>感覚が乱れる=>感覚がもとる=>もとる(「忄」cf.73)
」=「金」+「腹-月」:=金属+仕事を次々とこなす=連続して草を刈る道具=>かま
」=「木」+「腹-月」:=き+連続してこなす=>(はた織り機の)連続して布を巻き取り棒=>布の巻き取り軸(「木」cf.59)
」=「虫」+「腹-月」:=虫+次々とかみ付いてくる=>(群生していて)連続して噛み付く虫=>まむし(「虫」cf.38)
」=「車」+「腹-月」:=車+や軸を次々とかむもの=>車軸のしばり(「車」cf.24)


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【2010/12/08 01:03】 | 漢字解読4 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
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 このブログは漢字の解読を紹介します。従来、部首はほとんど象形とされていますが、部首である「用」「角」「車」「里」「鬼」「竜」「魚」「黄」は部首「田」を含んでいます。  「田」を含む部首を「田」から派生した文字と説明しようとする探検です。

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