象形文字の秘密
漢字の解読

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「女」の追及11 「マ」の逆転「ム」その2/86

「女」の追及11 「マ」の逆転「ム」その2/86


 今回は前回の続きで「ム」会意文字を中心にその解読を紹介します。

1.最初に前回紹介した「マ」と「ム」の関連解読は再掲します。

」(象形):=女の股間=>股間=>正面=>前面=>まえ=>前方(再掲。cf.77)
」=Ⅴの左回転型:=横になった股間=>横になって生む動物=>産むことのできるもの=>母性/メス(再掲。cf.83)
」=「フ」+「丶」:=メス+特別なもの=>特別なメス=>妊娠したメス=>腹に子供をもつもの=>腹に子がある=>ある(再掲。cf.17)
」(「マ」の逆転):=女性器がない=>女性器がないもの=>おとこ=>おす (cf.40、cf.84)


1.「公」の会意文字の紹介

」=「ハ」+「ム」:=わける+おとこ=>男が分けるもの/細切れのもの=>皆の物/共有されるもの/共有される男=>おおやけのもの=>おおやけ(再掲。cf.40)

」=「木」+「公」:=き+細切れのもの=>細切れの木皮をもつ木=>まつ(「木」cf.59)
」=「虫」+「公」:=むし+細切れのもの=>細切れの体の虫=>むかで(「虫」cf.38)

」=「忄」+「公」:=感覚+共有される男=>共有される男の感覚=>皆をおそれる=>びくつく(「忄」cf.73)
「」=「イ」+「公」:=部族内の仕事+共有される男=>皆をおそれる=>おそれる=>夫の父[父系制社会](「イ」cf.54)
」=「彳」+「公」:=部族外の仕事+共有される男=>部族間で共有される男=>(女に会うと)はっとして立ちすくむ=>足が棒立ちになる(「彳」cf.54)
」=「公」+「頁」:=共有のもの+固く賢い男=>共有される堅く賢い男=>儀式に歌や祝詞をとなえるもの=>声を上げて読み通す=>通して読む=>となえる(「頁」cf.60)

 「瓮」は「瓦」から解読を示します。

」=「一+逆イ」+「乙」+「丶」:=男の体+女の体+特別な=>特別な男女の仲=>硬く結びついた男女=>一体に成ったもの=>焼きこまれたもの=>やきもの=>かめ/かわら(「一+逆イ」cf.50、「乙」cf.19)
」=「公」+「瓦」:=共有のもの+焼き物=>共有のかめ=>口の広いかめ=>もたい

」=「公」+「羽」:=共有の(鳥のふわふわした)のどの毛=>共有の白いもの=>白髪の男=>おきな(「羽」cf.81)
」=「王」+「公」:=最高の石+共有のもの=>共有の宝石=>石の名(「王」cf.21)
」=「舟」+「公」:=ふね+共有のもの=>共有のふね=>ふね(「船」cf.69)

」=「言」+「公」:=おおやけ+言葉=>皆に訴える言葉=>うったえる=>せめる=>あらそう(「言」cf.67)

」=「公」+「心」:=共有される男+考える=>共有される男の考え=>皆の要求を満たす男=>ばらばらをまとめる=>かしこい(「心」cf.73)
」=「イ」+「忩」:=部族内の仕事+考える男=>みなの要求を満たす男の仕事=>落ち着かずあわただしい=>あわただしい(「イ」cf.54)
」=「糸」+「忩」:=いと+ばらばらをまとめる=>ぐちゃぐちゃになった一本の糸=>ぐちゃぐちゃで一つのもの=>ぐちゃぐちゃな全て=>すべて(「糸」cf.49)
」=「扌」+「忩」:=手にする+ばらばらをまとめる=>手中のばらばらなもの=>手中でまとめる=>すべる(「扌」cf.12)
」=「耳」+「忩」:=聞き取る+ばらばらなをまとめる=>ばらばらな全体を聞き取る=>優れたもの=>さとい(「耳」cf.48)

」=「ハ」+「允」:=わける+男子=>(跡継ぎ女子のいない家の)男子が(廃家となる)財産をわける=>よろこぶ(「儿」cf.19) (「兌」と同意)
」=「忄」+「」:=感覚+よろこぶ=>よろこぶ感覚=>よろこぶ(「忄」cf.73)(「悦」と同意)



2.「镸」の会意文字の紹介


 康煕字典では「镸」は「長」の古字とされ「長の部」に含まれますが、「镸」に「彡」の加わった会意文字「髟」(「ながい」意味)が別に部首として立てられています。

 第33回では紹介した「镸-ム」と「長」の共通部分に誤解があったので訂正します。両字とも第5画目が他の横棒より長いことから、「一」は融合と考えます。

而-一-ノ」=「冂」+「||」:=からだ+二本足=>両足のある体=>両足(訂正。cf.33)
镸-ム」=「冂+||」(左90度回転)+(融合)+「一」:=両足+からだ=>両足のある体=>両足で立つ体
」=「镸-ム」+「ム」:=両足で立つ体+男=>男の立った体=>長い体=>ながいもの=>伸びた頭髪=>頭髪
」=「镸-ム」+「逆イ」+「ヒ」:=両足で立つ体+仕事をしない男+関係しない男=>両足で立つ男達の体=>長い体=>ながい(訂正。cf.50)

 「镸」と「長」は意味が微妙に異なり、「镸」は男を含めた動物の長い胴の意味も含み、「長」は特に「男」を意識したものと考えられます。

」=「大」+「镸」:=おおきいもの+ながいもの=>大きくてながいもの=>体にはおるもの(「大」cf.13)

 「镹」は「久」の紹介からはじめます。

」=「ノ」+「入」:=特別なもの+交わったもの=>特に交わったもの=>あのおとこ=>ひさしぶりに会った男=>ひさしい=>日に焼けたもの=>くろずんだもの
」=「镸」+「久」:=ながい+ひさしい=>久しく(時間的に)長い=>ながい
」=「镸」+「聿」:=ながいもの+技術=>ながくのばす技術=>つなぐ方法=>すきなだけのばすこと=>ほしいまま/つらねる(「聿」cf.34)
」=「镸」+「瓦」:=ながいもの+かめ=>首の長いかめ(「瓦」cf.前項)

」=「镸」+「彡」:=ながいもの+け=>長い毛=>頭髪=>け(「彡」cf.65)
」=「髟」+「曲」:=長い毛+曲がって上に伸びるもの=>曲がって上に伸ばした長髪=>結い上げた毛=>まげ(「曲」cf.10)
」=「髟」+「此」:=長い毛+男達=>男達の長い毛=>男達の口ひげ=>ひげ(「比」cf.49)
」=「髟」+「毛」:=長い毛+毛=>長い頭髪=>かみのけ(「毛」cf.)
」=「髟」+「方」:=長い毛+動き回る男=>長髪で動き回る男=>見定められない男=>はっきりしない(「方」cf.51)
」=「髟」+「而」:=長い毛+頑丈な男=>頑丈な男の毛=>ほほひげ(「而」cf.54)
」=「髟」+「坐」:=長い毛+折る=>頭髪を折った結い方=>喪に服する髪の結い方=>むすびがみ(「坐」cf.55)
」=「髟」+「几」:=長い毛+女統率者=>女統率者の髪=>剃り落とした髪=>そる(「几」cf.18)
」=「髟」+「須」:=長い毛+ひげの賢者=>ひげもじゃの賢者のかみ=>顔面の毛=>ほほひげ(「須」cf.65)

」=「髟」+「召」:=頭髪+(領主へ)めしだされる男=>結んだ小児の垂れ下がった髪=>たれたもとどり(「召」cf.70)
」=「髟」+「矛」:=頭髪+流産=>途中で切った毛=>眉の上で切った毛=>まえがみ(「矛」cf.84)

 「鬀」は「弟」からの解読を紹介します。

」=「Y」+「弓」+「ノ」:=男+はいはいする男+特別なもの=>二番目以降のはいはいする男=>次男以下の男=>おとうとたち=>おとうと
」=「髟」+「弟」:=頭髪+弟=>弟(次男以下)の頭髪=>そった頭髪=>そる
」=「髟」+「吉」:=頭髪+男子=>男子の頭髪=>頭頂で束ねた頭髪=もとどり(「吉」cf.47)




3.「牟」の解読とその会意文字の紹介

「牟」=「ム」+「牛」:=ない+うし=>牛がいない=>無理に求める=>むさぼる=>急増する=>ふえる(「牛」cf.12)
」=「牟」+「力」:=むさぼる+役人=>むさぼる役人=>がむしゃらにつとめる=>つとめる(「力」cf.70)
」=「忄」+「牟」:=感覚+むさぼる=>むさぼる感覚=>惜しみ求める(「忄」cf.73)
」=「木」+「牟」:=夫+むさぼる=>水をむさぼりのむ夫=>水を飲む(木製の)もの=>湯や水を飲む器(「木」cf.59)
」=「目」+「牟」:=め+むさぼる=>むさぼる目=>まじまじと見る=>見開いた目(「目」cf.48)
」=「虫」+「牟」:=むし+むさぼる=>貪り食う虫=>根きり虫(「虫」cf.38)
」=「牟」+「鳥」:=むさぼる+とり=>むさぼる鳥=>みふうずら(「鳥」cf.61)



4.「台」の会意文字の紹介

 「台」は第37回で解読を紹介しましたが、その会意文字が多いので改めて紹介します。
「台:=だい=>高く上がる」と最後の意味を追加します。

」=「ム」+「口」:=>ない+口=>口のないもの=>火口のないもの=>非火山=>山=>台状のもの=>だい=>高く上がる(追加あり)
」=「ム」+「口」:=>ない+口=>口のないもの=>(処女膜のある)わたし=>われ(女子の自称)=>おれ(男子の自称)[再掲]

」=「サ」+「台」:=くさ+台状の場所=>台状の所につく草=>コケ(「サ」cf.62)
」=「台」+「木」:=台状のもの+草木=>台状の草=>実を付けない平らな上部の草=>大麻の雄株(「木」cf.59)
」=「台」+「火」:=ひ+台状のもの=>台状の燃えカス=>すす(「火」cf.61)
」=「魚」+「台」:=さかな+台状のもの=>台状の魚=>ふぐ(「魚」cf.73)
」=「忄」+「台」:=感覚+高く上がる=>盛り上がる感覚=>よろこぶ(「忄」cf.73)
」=「言」+「台」:=ことば+高く上がる=>持ち上げることば=>おべっかをいうことば=>あざむく(「言」cf.67)
」=「土」+「台」:=土+高く上がる=>台状の土地=>見晴台=>だい(「土」cf.19)
」=「扌」+「台」:=て+高く上がる=>手で高くする=>持ち上げる=>おこす=>もたげる(「扌」cf.12)
」=「竹」+「台」:=たけ+高く上がる=>高くしなりあがる竹=>竹のムチ=>むち(「竹」cf.54)
」=「足」+「台」:=あし+高く上げる=>高く上げた足=>強く踏む=>ふみつける(「足」cf.41)
」=「台」+「阝」:=台状のもの+有機的なもの=>丘の連なる国家=>国名(「阝」cf.46)
紿」=「糸」+「台」:=いと+高くなったもの=>よりが膨らんだ糸=>しまりがなくなる=>期待を裏切る=>あざむく(「糸」cf.49)
」=「台」+「辛」:=高く上がる+つらいもの=>苦心して高く上げるもの=>ことばで人を高揚させる=>高揚させることば=>連ねたことば(参照「辞」。「辛」cf.81)

」=「台」+「辵」:=高く上がる+獣の足=>高みへ上がる歩み=>おいつく=>およぶ(「辵」cf.65)
」=「台」+「心」:=高く上がる+考え=>舞い上がった考え=>油断する=>備えをおこたる=>おこたる(「心」cf.73)
」=「歹」+「台」:=し+高く上がる=>死への高まり=>病状の峠=>あやうい(「歹」cf.48)
」=「王」+「台」:=宝石+高く上がる=>先のとがった宝石=>龍の模様をもつ石(「王」cf.21)
」=「目」+「台」:=め+高く上がる=>ままこ高くした目=>見据えた目=>直視する(「目」cf.48)

」=「台」+「L」:=口のないもの+女の徳=>口のない女=>処女膜のある女=>はじめ(「L」cf.19)(「始」と同意)
」=「口」+「台」:=くち+口のないもの=>開かない口=>せせらわらう=>あざ笑う(「口」cf.37)
」=「貝」+「台」:=賢い男+口のないもの=>口のかたい賢い男=>後まで残す/のこす=>贈り物とするもの/おくる(「貝」cf.60)


 「始」「胎」「治」は第37回、「冶」は第64回、「虫」類と「禸」類は第38回、「允」「勾」は第40回、「厷」類は第42回、「幺」類は第49回、「充-儿」類は第52回、「即-卩」類は第53回、「云」と「芸」は第62回を各々参照してください。

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【2010/05/09 08:58】 | 漢字解読4 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |
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 このブログは漢字の解読を紹介します。従来、部首はほとんど象形とされていますが、部首である「用」「角」「車」「里」「鬼」「竜」「魚」「黄」は部首「田」を含んでいます。  「田」を含む部首を「田」から派生した文字と説明しようとする探検です。

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