象形文字の秘密
漢字の解読

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「Y」の追求11 /59

「人」の解読(その6)

今回は「人」の字の分解です。


1.「人」の分解とその展開

」:=男根=>棒 
个-|」=「人」-「|」:=おとこ-男根=>おとこの体/オスの体=>男の股間(おとこの足)=>身を起こした男=>立ち上がる男=>仕事をする男/仕事=>素晴らしい男

 「人」の字はその中心の縦の部分が「股間の棒(Yの逆転)」であることを再認識してください。

」=「个-|」+「|」=:おとこの体+男根=>一人の男=>一個のもの=>一個=>ひとつ
」=「个-|」+「丌-一」:=おとこの体+垂れ流す男根=>垂れ流すおとこ=>(仕事を何もせず本能的に)仲間を助ける(だけの)おとこ=>たすける(「丌-一」cf.36)
」=「イ」+「介」:=男の仕事+垂れ流す男=>垂れ流す男の面倒を見る男=>使いのもの=>取り次ぐもの=>(往復路に)防具を着けた男=>よろいを着けた男=>よろい
)」=「田」+「介」:=うむもの+垂れ流す男=>垂れ流す男を産むもの(女を産まないもの)=>隔てる=>くぎる

 「界」に対して書き方の異なる「畍」がありますが、「果」「男」の例から「田」の目的語として「介」が意味を持つので上下に繋がる方が正しいことが分かります。(cf.10)

谷-ハ」=「个-|」+「口」:=仕事をする男+ひと=>男のかた
」=「ハ」+「谷-ハ」:=分ける+男のかた=>分け入る男=>分け入る所=>たに状の所(女の股間)=>たに
」=「イ」+「谷」:=男の仕事+分け入る男=>谷を巡る仕事=>周辺の仕事=>周りの雑用=>日常の仕事=>しきたり=>ぞくなもの
」=「氵」+「谷」:=みず+谷=>谷の水=>あびる
」=「宀」+「谷」:=いえ+谷=>谷にこしらえた家=>(道具などを)入れる所/入れるもの=>いれる
」=「谷」+「欠」:=分け入る男+口を開けた男=>口を開けて分け入る男=>(性)欲の強い男=>よくぼう=>よく=>ほっする

」=「个-|」+「止」:=仕事をする男+とまる=>止まって仕事をする男=>頭脳労働の男=>思案する男=>ことをくわだてる(男の発想)=>くわだてる

土+口」:=男のひと+ひと=>男のかた
」=「个-|」+「土+口」:=仕事をする男+男のかた=>屋内で仕事する男=>男の仕事の建物=>男子の仕事場/オフィス(「土」cf.19)

 「合」「会」「今」「金」など「合-口」は「个-|」を含んでいますが、この「个-|」の展開では解読できないので別途解説します。


***** 開始 関連する辞書の解字 *****

「个」 解字:指示。竹の字の一方により、一本の竹を示す。箇の略字として用いる。
「介」 解字:象形。人が介甲(よろい)を身に付けた形にかたどる。よろいをつけた人の意。ひいて、「たすける」、「よろい」の意に用いる。个の本字ともいう。
「价」 解字:形声。意符の人(ひと)と、音符の介(よろいの意)とから成る。よろいを身に着けた人の意。
「界」 解字:形声。意符の田(はたけ)と、音符の介(区切ってへだてる意=隔)とから成る。田地を区切り隔てるもの、「さかい」の意。

「谷」 部首解説:これを部首にして、たにの状態に関する文字ができている。
    解字:会意形声。意符の「ハ+(个-|)」(八を重ねた形。深くひらいた形)と、意符と音符を兼ねる口(くちの意)とから成る。深く開いた口の意。のち、「たに」の意に用いる。
「俗」 解字:形声。意符の人(ひと)と、音符の谷(つづける意=続)とから成る。人が続けて習う、繰り返し行う意。ひいて、風習・習慣の意、更に、世間・世間並みの意に用いる。
「浴」 解字:形声。意符の水(みず)と、音符の谷(水を振り掛ける意)とから成る。水をぱらぱらと体にふりかける、「あびる」意。
「容」 解字:形声。意符の宀(いえ)と、音符の谷(ゆとりのある意=裕)とから成る。家が大きくてゆとりがある意。ひいて、ゆったりと受け入れる意に用いる。
「欲」 解字:形声。意符の欠(口を開いた形)と、音符の谷(穀食の意)とから成る。口を開いて穀物を求めてやまない、「ほっする」意。

「企」 解字:形声。意符の人(ひと)と、音符の止(あやうい意=危)とから成る。人がかかとをあげて危なげにたつ意。
「舎」 解字:形声。意符の口(呼吸)と、音符の余(おもむろにする意=徐)とから成る。ゆっくり呼吸する、休息する意。


***** 終了 関連する辞書の解字 *****



2.「不-一」の解読と展開

 「个」は「|」が離れていますが、「不-一」は「|」が密着しています。

个-|」=「人」-「|」:=おとこ-男根=>おとこの体/オスの体=>男の股間(おとこの足)=>身を起こした男=>立ち上がる男
不-一」=「个-|」+「|」:=男の股間+男根=>股間にぶら下がる男根=>だめな男根
」=「不-一」+「一」:=だめな男根+体=>だめな男根の体=>だめなもの=>だめ

 康煕字典では設文解字からの引用で「鳥が羽を広げ飛ぶ象形」となっています(下の辞書の内容を比較参照)。

」=「不」+「口」:=だめなもの+(女の)ひと=>だめな人=>だめ

 「不」は由来が「だめな男」、一方「否」は「だめな(男の様な)女」であり、同じだめでも同類のだめな女は許せないという感覚が伝わってきます。


」=「血」+「不」:=ち+だめなもの=>だめな血=>腐った血=>腐れ血

」=「不」+「一」:=だめ+体の部分=>化膿した部分=>膨らんだもの=>ふくらむ
」=「月」+「丕」:=からだ+にく=>だめな肉=>変色した肉=>(卵の黄身の)変色した(白い)部分=>はい
」=「イ」+「丕」:=男の仕事+だめな体=>負傷者の運び役/力の強いもの=>からだの大きいもの=>おおきいもの


」=「土」+「不-一」:=おとこ+(若すぎて)だめな男の体=>これからの男=>年若いもの
」=「ノ」+「未」:=特別な+これからの男=>仕事をする若者=>たがやす仕事=>たがやすもの=>すき
」=「女」+「未」:=女+年若いもの者=>年下の女=>いもうと

」=「ノ」+「十」+(融合)+「木」:=特別な+男根+夫=>幼い夫の男根=>あかいもの=>あか=>しゅ

「朱」は次のように解読すると「朱色」への繋がりが不明確ですが、「朱」の展開は次の解読の方が意味の一致が得られます。

」=「ノ」+「未」:=特別な+これからの男子=>夫と予約した男子=>婚約済みの男子=>男児

」=「イ」+「朱」:=男の仕事+男児=>男児を世話する仕事=>男児を世話するもの=>小柄な男=>小人
」=「歹」+「朱」:=かたく傾いた体(死体)+男児=>男児の死体=>絶ちきる(殺す)=>特別な処置=>とくに(「歹」はcf.48)
」=「木」+「朱」:=夫+男児=>夫にする男児=>夫のもと=>木のもと=>切りかぶ(「木」は次項参照)
」=「言」+「朱」:=ことば+男児=>男児の言葉=>(うなって)とがめる=>せめる


」=「士」+「不-一」:=立った男根+だめなもの=>男根のだめな男=>終わりの男=>おわり
」=「扌」+「末」:=て+だめになったもの=>だめになった手=>濡れたて=>ぬぐう=>こする
」=「氵」+「末」:=みず+だめになったもの=>あわのある水(腐った水)=>あぶく=>あわ

 「未」と「末」は「木」を元にした指示と教育されていたのと、色々な要素の組み合わせが考えられ、解読は極めて困難でした。


***** 開始 関連する辞書の解字 *****

「个」 解字:指示。竹の字の片方により、一本の竹を示す。箇(コ)の字の略字として用いる。
「不」 解字:花弁の付いているへたの形にかたどる。花弁のつく台の意。借りて、打消・禁止などの助字に用いる。
「衃」 解字:形声。意符の血(ち)と、音符の不(腐る意=腐)とから成る。腐った血の意。

「否」 解字:会意形声。意符の口(くち)と、意符と音符を兼ねる否(いな、反対の意思表示の語)とから成る。口で「いいえ」という意味。

「丕」 解字:形声。意符の一(天あるいは地で、おおきい意)と、音符の不(丸く膨らむ意)とから成る。豊の意。

「胚」 解字:形声。意符の月(にく)と、音符の丕(意=)とから成る。意に用いる。
「伾」 解字:形声。意符の人(ひと)と、音符の丕(腹部がふっくら膨れている意)とから成る。力が満ち溢れて強い意。

「未」 解字:象形。木の葉枝の繁茂しているさまにかたどる。木の上に更に枝葉をくわえたもの。木の枝葉の茂る意。借りて、「いまだ」の意味に用いる。
「耒」 解字:形声。意符の木(き)と、音符の丯(きる意)とから成る。刃を重ねる部分、曲がっているすきのの柄の意。
「妹」 解字:形声。意符の女(おんな)と、音符の未(意=)とから成る。意に用いる。
「朱」 解字:形声。意符の木(き)と、音符の??(一は変わった形。なかの意=中)とから成る。木の中心の意、木の中心が赤いことから、ひいて「あか」の意に用いる。
「侏」 解字:形声。意符の人(ひと)と、音符の朱(みじかい意)とから成る。小人の意。
「殊」 解字:形声。意符の歹(死)と、音符の朱(むちの意)とから成る。むちで打って死に至らしめる、「ころす」意。
「株」 解字:形声。意符の木(き)と、音符の朱(しっかり立っている意)とから成る。樹木をしっかり立てている根もとの意。ひいて、木の切りかぶの意に用いる。
「誅」 解字:形声。意符の言(ことば)と、音符の朱(うつ意=討)とから成る。言葉で討ち、または責める意。

「末」 解字:象形。木が上に枝を伸ばしどんどん伸びるさまにかたどる。木の幹から枝が伸びる意。ひいて、その伸びた先端、「すえ」の意に用いる。
「抹」 解字:形声。意符の(て)と、音符の末(ぬぐう意)とから成る。手でぬぐう意。
「沫」 解字:形声。意符の水(みず)と、音符の末(跳ね上がる意)とから成る。水の跳ね上がったもの、しぶきの意。ひいて、「あわ」の意に用いる。

***** 終了 関連する辞書の解字 *****



3.「木」の解読

 まずは辞書での「木」の解説です。

「木」 部首解説:これを部首にして、樹木の名称・種類・状態・製品などに関する意を表す文字ができている。
解字:象形。立ち木の形にかたどる。字形は枝と幹と中根と脇根を表す。木の花や葉が幹の上を覆っている立ち木の意。ひいて、「き」の意味に広く用いる。

 「木」の字は「樹木」の意味ではまったく通じない字があります。それらを取り出して共通の意味を探し出しましょう。

 「某」「來」「呆」「相」を対象に検討します。既に解読で分かった部分を再掲します。

」:=智恵のある頭領=>智恵のあるひと=>観察の優れたもの=>観察するもの=>観察する所=>め(cf.48)
」=「ノ」+「木」:=特別なもの+草木=>穀類の取れる草=>あわ(cf.11)

 取り出した字に共通する意味が見えてきましたか?「木」には樹木とは関係なく「ひと」の意味が共通に読み取れます。今回紹介した「个-|」を加えて全体を統合すると次のようになります。

」=「十」+(融合)+「个-|」:=おとこ+素晴らしい男=>夫=>(会合に代わりに)参加するもの=>いるだけで何もしないもの=>いるだけのもの=>植物=>草木=>(木質を持つ)立ち木=>き

 改めて、順次解読してゆきます。ただし、今回は「樹木」の意味を持つ「木」の展開は省略します。

」=「甘」+「木」:=あまい+亭主=>あまい(使用人になめられた)亭主=>あのひと=>それがし(「甘」cf.35)

)」=「木」+「人」+「人」:=夫+男+男=>夫に従う男達=>一緒に動き回るもの=>一緒にくるもの=>付いてくる=>くる

」=「口」+「木」:=ひと+夫=>ご亭主=>馬鹿なもの=>あほう
」=「イ」+「呆」:=男の仕事+ご亭主=>ご亭主の世話役=>体面をたもつ仕事=>たもつ

」=「木」+「目」:=夫+智恵のある指揮者=>指揮者の夫/連れあうもの/わくわくするもの=>知者の相手/相対するもの/たすけるもの=>女房役/補助的なもの/世話を見るもの/面倒を見るもの=>みる
」=「竹」+「相」:=竹+連れあうもの=>竹籠と竹蓋の対=>竹の箱=>はこ
」=「雨」+「相」:=自然現象+土を持ち上げて支えるもの(女を支える男)=>しもばしら=>しも
」=「相」+「心」:=連れあうもの+心=>連れ合うものへの思い=>いとおしい思い=>おもう
」=「广」+「相」:=雨から隠すもの/いえ+補助的なもの=>雨を防ぐひさし=>ひさし

 「箱」の字は竹で作った籠と蓋の両者の対を「妻と夫」の対比で示したものであり、現代のネジに関する「雄ネジ」「雌ネジ」と呼ぶ感覚と同じです。

」=「木」+「乙(変形)」:=夫+乙女=>乙女の亭主=>(相手の女の名前等を書いた予約済みを示す)ふだを付けた亭主=>ふだ付きの亭主=>ふだ(「乙」cf.18)

 「札付きの男」とは、文字と言葉の分からない時代の男に「もう手を出すな」を示す鑑札のような札をつけることが元の意味と考えられます。現在の意味が次のようにちゃんと連想できるところから、以上の日本語の表現は中国由来のようです。

札付きの男=>相手の決まった男=>もう得られない男=>済んだ男=>だめな男

」=「木」+「几」:=夫+女指揮者=>女指揮者の夫=>代書するもの=>台を仕事に使うもの=>つくえを仕事に使うもの=>つくえ(「几」cf.18)

 「材」を解読するに当たり「才」の解読から始めます。「才」は手偏の字に分類されています。「材」にもともと木の意味があるなら、「木材」と「木」を加える必要はなさそうです。

」=「十」+「ノ」:=おとこ+特別な=>特別な男=>能力のある男=>才能のあるもの=>さい(「十」cf.19)
」=「木」+「才」:=夫+特別な男=>才能のある夫=>才能のある人=>使えるもの

」=「木」+「亢」:=夫+隠れた指揮者=>隠れた指揮者の夫=>かくまうもの=>防壁となるもの=>さく=>くい(「亢」cf.52)

権-木」=「气―乙」+「隹」:=若者+とんでいるもの=>軽薄な男子(「气」cf.33)
」=「木」+「権-木」:=夫+軽薄な男子=>夫の支配する男子=>押さえつけるもの=>支配する

」=「宀」+「木」:=いえ+夫=>家にいる夫=>宋国の亭主=>宋国=>宋

」=「木」+「不」:=亭主+だめなもの=>飲んだくれの亭主=>さかずきを手放さない夫=>さかずき(「不」cf.前項)

」=「巾」+「木」:=巾+(融合)+木=>制するもの+夫=>夫を制するもの=>夫のお仕置き道具=>身をさすもの=>とげ(「巾」cf.34)

」=「朿」+「刂」:=さすもの+かたな=>刃のあるやり=>突き刺すもの=>さす
」=「朿」+「朿」:=さすもの+さすもの=>たくさんの刺す物=>とげ
」=「竹」+「朿」:=たけ+さすもの=>たけ製の刺さすもの=>たけの串/先を尖らせた竹=>先を尖らした竹の囲い=>囲い込む竹=>さく

」=「木」+「口」:=夫+ひと=>ご亭主=>男をまとめるもの=>男をたばねるもの=>たばねる
」=「束」+「辵」:=たばねるもの+あし=>たばねるものの足=>すばやい=>はやい
」=「束」+「刂」:=亭主+かたな=>亭主の刀=>反抗するもの=>さからう=>もとる
」=「束」+「欠」:=亭主+口を開ける=>口を開けた亭主=>しゃぶる口=>すう

」=「木」+(融合)+「日」:=夫+ひと=>ご亭主=>左に添い寝るもの=>(北枕の)左側に寝るもの=>北枕のひがし側=>ひがし側=>ひがし

 辞書では「東」は象形と解説されています。古来、中国の皇帝は必ず北を背にして南を向きます。夜の北斗七星(北極星)を背に昼の太陽を拝することが、皇帝や家長の女の権威を示す位置のようです。寝るときは北を枕としたようですが、父系制になって「北枕」は死者を寝かせる方角として避けるようになったのでしょう。
 参考までに「西」の字を同時に解読しておきます。

「兀」=「一」+「儿」:=いち+垂れ流す女子=>一年目の女の子(「儿」cf.19)
西」=「口」+「兀」:=(おんなの)ひと+一年目の女の子=>一年目の女児=>右に添い寝るもの=>(北枕の)右側に添い寝るもの=>(北枕の)にし側=>にし


」=「木」+「罒」:=夫+うらむもの=>うらむ(能力のある)夫=>自他を区別する夫=>求め探す夫=>えらぶ
」=「木」+「罒」:=夫+うらむもの=>うらむ(能力のある)夫=>恨みを止めさせる=>いさめる
」=「言」+「柬」:=ことば+いさめる=>言葉でいさめる=>いさめる
」=「糸」+「柬」:=いと+いさめる=>糸を慣れさせる=>糸をしごく=>ねる

 「柬」は二つの意味の流れがありました。


***** 開始 関連する辞書の解字 *****

「某」 解字:形声。意符の木(き)と、音符の甘(口の中に物を含む、転じた胎内に子をみごもる意。妊婦が好んで食する酸っぱい果実のなる木の意)とから成る。借りて、「それがし」の意に用いる。
「來(来)」 解字:形声。意符の()と、音符の(意=)とから成る。意に用いる。

「呆」 解字:象形。しとねでくるまれた子供の形にかたどる。「保」の原字。子供を背負う意。俗に借りて、「おろか」の意に用いる。
「保」 解字:象形。意符の??(人)が??(外からくるむしとね)で??(子供)をくるんでいる形にかたどる。人が子供をねんねこでくるんで背に負う意。ひいて、「やすんじる」意に用いる。

「相」 解字:形声。意符の目(め)と、音符の木(=桑。内部まで見抜く意)とから成る。目で内部までじっくりと見抜く、じっくりとよく見る意。
「箱」 解字:形声。意符の竹(たけ)と、音符の相(二者が向い合う意=向)とから成る。車の荷台の両側に竹や木の添え木を立てて、荷物が落ちないように囲んだことから、大車(牛車)の荷物を載せる場所の意。ひいて、一般に物を入れる箱の意に用いる。
「霜」 解字:形声。意符の雨(水蒸気)と、音符の相(こり固まる意=凝)とから成る。地上の水蒸気の凝り固まったもの、「しも」の意。
「想」 解字:会意形声。意符の心(こころ)と、意符と音符を兼ねる相(目で心の中まで見抜く意)とから成る。心の内まで見抜く意、ひいて、「おもう」意に用いる。
「廂」 解字:形声。意符の广(いえ)と、音符の相(はこの意=箱)とから成る。東西両側に箱型に向い合った、二棟の脇部屋の意。


「札」 解字:形声。意符の木(き)と、音符の乙(=L。薄くそぐ意)とから成る。薄く削った小さい木片、「ふだ」の意。
「机」 解字:形声。意符の木(き)と、音符の几とから成る。借りて「つくえ」の意に用いる。

「才」 解字:象形。川に土砂がたまり塞がった形。土砂がたまって川が塞がる意、借りて、才能の意に用いる。
「材」 解字:形声。意符の木(き)と、音符の才(使い物になる意=使)とから成る。使い物になる立派な木の意。

「杭」 解字:形声。意符の木(き)と、音符の亢(わたる意=航)とから成る。川を渡るための木製の船の意。
「権」 解字:形声。旧字「權」の解説。設文解字では特定の木の固有名詞と解説されています。
「宋」 解字:形声。意符の宀(いえ)と、音符の木(桑の省略形。商の国の意)とから成る。商(古代殷王朝)の子孫の国の意。
「杯」 解字:形声。意符の木(き)と、音符の不(わけとる意)とから成る。酒をわけとる木製の容器、「さかずき」の意。

「朿」 解字:象形。木のとげの形にかたどる。草木のとがった部分、とげの意。
「刺」 解字:会意形声。意符の刀(かたな)と、意符と音符を兼ねる朿(とがる意)とから成る。刀のとがった部分で突き刺して傷をつける意。ひいて、「そしる」「とげ」などの意に用いる。
「棘」 解字:会意。意符の朿(とげのある木)を二つ並べた形からなる。垣根などに用いるとげのある木。
「策」 解字:形声。意符の竹(たけ)と、音符の朿(せめる意=責)とから成る。馬を責める竹、むちの意。ひいて、「つえ」、借りて、「はかりごと」、「ふだ」の意に用いる。

「束」 解字:象形。断ち切った木をたばねて縛った形にかたどる。木を集めてたばにする意。
「速」 解字:形声。意符の辵(ゆく)と、音符の束(いそがしい意=促)とから成る。道を急いで歩く、「はやい」意。
「剌」 解字:形声。意符の刀(かたな)と、音符の??(束は誤り変わった形。反り返る木をたばねた象形。まがる意)とから成る。もと、刀のそり曲がる意、ひいて、「もとる」意に用いる。
「欶」 解字:形声。意符の欠(口を開ける意)と、音符の(束口に入れる意)とから成る。口を開いていれる、「すう」意。

「東」 解字:象形。タク(底のない袋に意)に品物を入れ、両端をくくった形にかたどる。もと、両口ををくくる袋の意。タクの転音トウと同音であったことから、借りて、太陽の昇る方向「ひがし」の意にもっぱら用いられるようになった。
「西」 解字:象形。酒を搾るかごの形にかたどる。酒を搾り垂らす籠の意。借りて、太陽が垂下する(沈む)方向、「にし」の意。

「柬」解字:形声。意符の束(たばねたもの)と、音符の八(わける、分別する意)とから成る。束ねてあった木をばらばらに分別する、「えらぶ」意。
「諫」 解字:形声。意符の言(ことば)と、音符の柬(直言する意)とから成る。直言する、「いさめる」意。
「糸+柬」(練) 解字:形声。意符の糸(いと)と、音符の柬(煮て柔軟にする意)とから成る。煮て柔軟にして光沢を出した糸、めりぎぬの意。ひいて、「ねる」の意に用いる。

***** 終了 関連する辞書の解字 *****


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 このブログは漢字の解読を紹介します。従来、部首はほとんど象形とされていますが、部首である「用」「角」「車」「里」「鬼」「竜」「魚」「黄」は部首「田」を含んでいます。  「田」を含む部首を「田」から派生した文字と説明しようとする探検です。

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